4年 畔上和也 〜伝えたいこと〜
↑ 畔上和也選手は青い服を着ていて満面の笑みの人です✨
あらゆる面で何度敗れても立ち上がる鋼のメンタルを持ち、自らの身体と引き換えに大学生活で莫大な富を得た、ナンバー1野郎、渡辺健からバトンを受け継ぎました。
Mr.八方美人。
国際バイオビジネス学科 畔上和也(選手兼主務)
が本日のブログを担当させていただきます!
まず、今までの4年生ブログの中で何度か名前を出していただきましたが、僕はそんな大層な人間ではありません。
部屋は汚い、いびきもうるさい、おまけにミスチルのライブに行ったら一曲目のイントロで泣くメンヘラ野郎です。こんなやつです。
「アゼ、そういうのいいから。」
4年生からそんな言葉が聞こえてきそうなので本題へ移ります。
僕はサッカーが下手だ。
自分で認めるのは違うだろ、という人もいるだろうけど実際にそうだ。今までの15年間のサッカー人生で指導者に「うまい」と褒められたことは記憶にある中で1度もない。
しかも、サッカーを始めてすぐにGKになったものだから足元の技術なんてひどいもので、時々ミニゲームなどでドリブルすると100%笑いが起こる(笑)
後輩に「アゼくんのドリブルかわいい」って言われたこともある。
要するに真剣にやっててもかわいく見えちゃうくらい下手なんです(笑)
そんな僕ですから、もちろん当時1番下のCチームから僕の大学サッカーが始まりました。
当時、想像していた形とは違くて、少し凹みはしましたが、1年生の時は腐らず自主練もかなりしてたし、続けてれば報われる、とか思ってやってました。
ところが、2年生になると徐々に変わってきたんです。
自主練などは続けていたものの、練習の時「全然スタッフ見てないじゃん。」とイラついたり、上のカテゴリーに人数合わせで練習に呼ばれても「都合よく扱われている。」と思ったりしてました。
今ならはっきりわかります、腐りかかっていたと。
そんな風に「自分はやってます感」を持っていながらも、心の内ではスタッフや環境のせい。
でも、正直自覚症状はありませんでした。
そうして過ごしていたら、もちろん大人は見破ります。
当たり前ですよね。
(今になって大人ってすごいなって思います。ほんとに。)
ある時、埴田ヘッドコーチ(昨季まで在籍)に呼び出され、
「お前やってる風なだけで、全然行動伴ってない。信用できない。」
「お前みたいなやつにチャンスやる気にもなれないわ。」
などなど多数のお叱りを頂きました。
それまでの腐りかけの僕は、スタッフから何か言われても
「俺は俺なりにやってるから。」
と、受け入れようとしませんでした。
しかし、この時は違かったんです。
言われたことは全て正論。
言い返す言葉も何もありません。
下手くそなのに俺は何してんだよ。
ただただ悔しく。
絶対にここから見返してやろうと思いました。
この時、自分が下手なことを受け入れました。
叱っていただいたこと本当に感謝してます。
あのまま過ごしていたと思うとぞっとします。
そこから、僕の大学サッカーが変わりました。
何が何でも関東に出てやると。
だから、Cチームなのに毎回Aチームの練習にも出ました。(当時はカテゴリーによって練習時間が違いました。)
もちろんうまくなれると思ったのもあるけど、
もう取り組む姿勢や気持ちで自分を売っていこうと考えていました。
お情けでもなんでもAに上がれば関係ないと思っていたので。
そんな風に過ごし3年生になり、Bチームに上がり、ある6月の火曜日。
トレーニングルームにいた僕のところに野田智裕コーチ(昨季の夏まで在籍)が来て、
「アゼ、今日からAだって!」
もうこの時の喜びは忘れられません。
智裕さんも喜んでくれて、とにかく最高でした!
(稚拙な表現ですみません。笑)
そうして、Aチームの選手としてサッカーをするようになり、
厚かましい話ですが、こんな僕を見て下のカテゴリーにいる選手が希望を持ってくれたらいいなと思うようになりました。
下手な選手としてだからこそ、伝えられることがあるんじゃないかと。
その夏に1stGKだったセイタ(深谷星太選手 現3年)が怪我をして、後期は開幕からベンチ入りすることができました。
2ndGKは準備が全て。
毎試合毎試合いつ出番が来てもいいように身体も心も準備していました。
そうしたら出番が来たんです。不思議なもので。
ラン(佐々木藍選手 現4年)が足首の怪我で欠場し、念願の関東デビューを果たすことができたのです。
その試合は1-0で勝利し、学連の佐藤優之の計らいもあり、ベストヒーローにも選んでいただきました。感謝です。
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長々と思い出話のように書きましたが、
今はどうなのか?
はい、僕は今、関東リーグに出れていません。
4年生の今季は前期開幕戦の1試合のみです。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」
「勝ち続けるには理由がある。」
三浦監督はどちらの言葉もよく使います。
その通りだと思う。
僕が今季出れなかったのは理由がある。
競争に勝ち続けるだけの理由を作れなかったのは自分だ。
今季多くの試合に出たウッチー(内野将大選手 現1年)やセイタは試合に出るべくして出ていた。それだけの取り組みをしていた。
僕は負けるべくして負けました。
「当たり前のことを当たり前にやる」
簡単そうに聞こえて、かなり難しい。
ただ、これは何にも通ずる「真理」だと思う。
これができる人が成功する人なのでしょう。
僕は今季そうじゃなかった。
後輩のみんなに、
特に今STの選手に。
こんな下手な僕でも、関東に出ることができた。
今、全く関東リーグに絡めてないとか、STでも試合に出れないとかで、目標がとてつもなく遠く感じたり、自分が情けなく感じることもあるかもしれない。
でも、自分の目標から考えて「やって当たり前」「絶対に必要」だと思うことを信じてやり続けて欲しい。
そうすれば、実感は無いだろうけど、確実に日々目標に近づくし、何より絶対にサッカー選手としても1人の人間としても成長します。
そして、競争に勝ち続ける選手になって欲しいです。
もう1つ、
これは全選手に言えることだけど、
怒ってくれる人の言うことに耳を傾けてほしい。
農大に自分のストレス発散のために怒るスタッフは誰1人いない。必ずその選手の成長のためにということを考えて言葉をぶつけてくれる。
どんなことを思ってもいいけど、必ず耳を傾けて自分の中でしっかりと考えて欲しい。そこにヒントがあるはずだから。
そして、大学サッカーの終わりがすぐそこに近づいた僕が今想うことは、
農大が大好きだということ。
選手としてはもちろん、主務としても農友会サッカー部に関わってきて、良いところも悪いところも感じてきたけど、全てひっくるめて大好きだと思えます。
そう思って、この4年間過ごしたチームを引退することができることはすごく嬉しいです。
これから僕は社会に出ます。(サッカー続けます。)おそらくうまくいかないことが多く待っていることでしょう。
でも、そんな中でもこの農大の同期、先輩、後輩、スタッフの方々がそれぞれの場所で頑張っていると考えると、こっちも頑張れる気がします!(特に水曜木曜の朝は。)
今後ますますこのチームが「誇れる農大」に向かって成長していって欲しいと思いますし、何より関東1部昇格、そして優勝を果たす日が来ることを心から願っています!
酸いも甘いも、苦も楽も、色んなことを経験した4年間。
これだけ長くなってしまいましたが、まだまだ書き足りません。
特に4年生に向けては。
でも、それは直接伝えたいし、みんなで語り合いたい!
ただ、これだけは今言います。
本当にこの代でサッカー部になれて良かった。ありがとう。
あとは、飲み会で!笑
18日の関東リーグ最終節。
このチームの最後は絶対に笑顔で終わりたいです!
あと残された2日。みんなで勝利に向けて最後までやりきって、農友会サッカー部に関わる全員の力を合わせ、必ず最後に勝ちましょう!
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
明日は、
世田谷一笑いに貪欲で、そして、自分の夢に真っ直ぐなアツい漢。
「用賀中の金」こと
副将 金裕志(学籍番号41814050)
です!!
マジで必見です。
果たして彼は文字でも僕らを魅了してくれるのか!
お楽しみに!