まず初めに、日頃より東京農業大学農友会サッカー部を応援してくださる皆様、株式会社スリーエス様、試合開催にご尽力されている関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
三度の飯より筋トレ
鋼の肉体の持ち主
疋田勝人選手から紹介に預かりました。
本日ブログを務めさせていただく平井琢夢です。
拙い文章ではありますが最後まで読んで頂けると嬉しいです。
苦しい時こそ楽しむ。
自分が1番大切にしている考え方だ。
東京農業大学農友会サッカー部で過ごした4年間は約17年のサッカー人生の中で最も苦しかった。
度重なる怪我による長期離脱。公式戦に出場できたのも、先日行われた社会人リーグ最終節の後半途中からの1試合。
そんな4年間だったけど、心の底から言える。
最高に楽しく充実した4年間だったと。
大学入学当初、高校までとは全く違うプレイスタイル、シュートのスピードに対応できなかった。
キーパー練習ではそこそこいいプレーができるが、フィールドと合流してからの対人練習では打たれたシュートが全部入ってしまう。
悔しかった。自分のこれまでやってきたこと、技術に自信を持っていたから。
もっとやれる、そう思っていた。
今思えば、それは過信だったのかもしれない。
環境にも慣れ、社会人リーグのユニフォームをもらうことができた2年生。
ユニフォームをもらってワクワクしていた矢先、手首の靭帯損傷、骨折、脱臼。
結局この年も、その次の年もリハビリ生活で選手としてチームに貢献することができなかった。
迎えた4年生。
年明けから完全復帰し、思いっきりサッカーができる喜びを噛み締めてプレーしていた。
コンディションもかなり良くて、今年こそは選手としてチームに貢献できる。
社会人リーグのユニフォームをもらうこともできた。
これまでの悔しさをぶつけてやろう。
そう強く思っていた。
しかし、社会人リーグ開幕戦まで1週間弱にせまった3月15日。
練習中に右膝を捻ってしまい前十字靭帯断裂。
農大の選手には前十字靭帯断裂を経験している選手が多くて、どれくらいリハビリが大変か、長期離脱になるかが分かっていた。
だから本当にショックだった。
悔しくて情けなくて。
今回ばかりはさすがに病んでいたがそんなとき、みんなからの励ましのメッセージが心の支えになった。
「パワーアップしてピッチに戻ってきて」
「なんでも聞いてくれ」
「お前の分まで戦う」
「また一緒にピッチに立とうぜ」
人の温かさをとても感じることができた。
同時に、リハビリを頑張って最後に絶対もう1度ピッチに立ってやる。
そう強く思えた。
本当にありがとう。
このように、選手としてチームに貢献することができない期間が多かった。
じゃあ何でチームに貢献できるのか。
自分の答えはチームの裏方の仕事をすることだった。
東京都大学サッカー連盟とチームの橋渡し的な存在である学生運営委員として、選手の登録作業、各種大会のエントリー、連盟とのやり取り、試合運営などの仕事に責任を持って取り組んだ。
大学3年生のときにはリーグ戦で各チームに振り分けられる学生審判員担当を率先して取り組んだ。
なるべく怪我をしていない選手の負担を減らせるようにと思って。
この年のリーグ戦の表彰式で、学生審判員功労賞をいただけたことは素直にとても嬉しかった。
思うようにいかなくても、決して腐らず、自分にできることを考えて行動し、一生懸命頑張る。
そうしたら自分に返ってくる。
2022年11月27日 社会人リーグ最終節。
これまでやってきた全てのことが報われた瞬間だった。
後半途中から出場する際に、
「たくむ〜」
「おかえり〜」
この声援を聞いたとき頑張ってきて本当に良かったなと心の底から思った。
本当に幸せで楽しい時間だった。
試合に勝つ・負ける
ピッチに立つ・立たない
といった目に見える結果はもちろん大切だと思う。
ただ、これまでサッカーに傾けてきたあらゆること、
これはグラウンド上だけのことではなく、
それ以外の多くの時間で何を積み重ね、どう生きてきたか。
大学サッカーが終わった後に自分に何が残っているか。
サッカーという武器無しでも闘っていける自分・本質を養っているか。
この人間の根っこの部分、本質を大学サッカーを通して養うことができた。
この経験を糧に、どんな場所でもどんな状況に置かれても楽しく自分らしく歩んで行きます。
同期へ
大学入学当初は、正直こんなにみんなのことが大好きになるとは思ってなかった。
楽しいこと、嬉しいこと、苦しいこと、悔しいことそれぞれたくさんあったけど、同じ時間を共有して、同じ目標に向かってみんなと取り組めた4年間は自分にとってかけがいのない一生の宝物になりました。
本当にありがとう。
これからもよろしくね!
耕輔、咲季ちゃんへ
心の底からありがとう。
この言葉につきます。
1年間大きなミスもなく、選手が試合に集中できる環境を作れたのは2人のおかげです。
来年は関東だからもっと大変な事があったりするかもしれないけど、きっと2人なら大丈夫。
耕輔 LINEブロックしないからたまには連絡してきてね笑
後輩GKへ
あまり長い時間、一緒に練習することができなかったね。
みんながいい表情で練習してる姿を見て、一緒にやりたいなってずっと思ってた。
それぞれ個性があって、ぶつかることもこれからあるかもしれないけど、みんな同じ目標に向かって取り組むことができたら、必然といい方向に進むと思うよ。
短い間だったけど沢山の楽しい思い出をありがとう。
後輩へ
来年度、関東3部の舞台で、堂々と農大サッカーをして農大旋風を巻き起こしてください。
いつも応援しています。
貫太郎へ
メンタルの強さ。
コツコツ積み重ねて成長する姿。
その全てがめっちゃかっこよかった。
千葉へ
研究室同じだから学校でも1番長い時間一緒に居たね。
卒論頑張ろう。
2人が同期GKで本当に良かった。
怪我ばっかりで練習できなかったから、後輩たちの面倒とかもほとんど見れなくて2人に任せっきりやったな。ごめん。
4年間本当にありがとう。
廉、翔暉、中島、晋太郎、太一、青汰へ
リハビリ期間中、特によく話しをしてくれたみんなありがとう。
「あれ、今日は誰々は来てないん?」
「病院です」
何回この会話したか。
誰か1人でもいないリハビリはちょっと寂しかった笑
いっぱい話し相手になってくれてありがとう。
それぞれ最後はいい思いができることを祈っています。
竜輝へ
ほとんど同じ時期に同じ怪我をして一緒にリハビリ頑張ってね。
「今日の調子はどう?」
「病院でこんなこと言われた」とか測定の結果を見せあったりしてたね。
間違いなく自分にとって竜輝の存在は大きかった。
最後の試合終わった後に竜輝の顔を見たら自然と涙が出ちゃった。
お互い最後はピッチに立つことができて本当に良かったね。ありがとう。
翔太へ
前十字を乗り越えてピッチに立って戦ってる姿、まじでかっこよかった。
翔太が再断裂したって聞いたとき、本当に俺もショックだった。
もう復帰はできない。
それでも試合の応援にきたり、練習でみんなに声をかけたり、前向きにリハビリしてる姿を見せてくれてありがとう。
健太へ
「たくむと最後一緒にピッチに立てるのか〜、嬉しい」ってずっと言い続けてくれたね。
何度その言葉に救われたか。
ありがとう。
健太もたくさんの怪我をしてそれを乗り越えてボロボロだけどなんとか最後まで頑張ったね。
ほんとにお疲れ様。
また加古川で会おうね笑
日夜メンバー(疋田、宗野、貫太郎?)へ
オフ前日の日曜日の夜に温泉に行って、テレビでプレミアリーグ観戦。
どんだけサッカー好きやねん笑
大学生活の思い出は?って聞かれたら、お前らと過ごした日夜が1番に出てくる。
最高に楽しい時間をありがとう。
卒業しても遊んでね。
マネージャーへ
暑い日も寒い日も、選手がサッカーに集中できる環境を作ってくれてありがとう。
ここまでチームの為に尽くすってことは、誰もができることじゃないと思う。
本当に感謝しています。
ありがとう。
関東労災病院、箕山クリニック、Dr.ARMSの皆さんへ
前向きな言葉に何度も勇気づけられました。
皆さんのおかげで最後ピッチに立つことができました。
お世話になりました。
スタッフの皆さんへ
怪我ばかりしてしまいすみませんでした。
農大でサッカーをした4年間はとても楽しく有意義な時間でした。
社会人リーグ最終節、ピッチに立たせてくださり本当にありがとうございました。
サッカーを通してこれまで自分に関わってくださった皆さんへ
サッカーを通してたくさんの素晴らしい方たちと出会うことができました。
このご縁に感謝いたします。
暖かいご声援、本当にありがとうございました。
お父さん、お母さんへ
約17年間、サッカー中心の生活をさせてくれてありがとう。
サッカーのおかげで、たくさんの素晴らしい人たちと出会うことができ、また最高の経験をすることができました。
大学になってからは、怪我とか病気とかで心配させることばっかりやったな。
ごめんね。
どんな時でも楽しむことを大切にしている遊びの達人のお父さん。
マリア様のように(笑)広い心をもっているお母さんの子供で本当に良かったです。
これからも仲のいい家族でいましょう。
まとまりのない、拙い文章でしたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
明日のブログは藤井拓海選手です。
農大一のスピードを誇る彼はどんな事を語ってくれるのでしょうか?
お楽しみに!