まず初めに、日頃から弊部をご支援して頂いている全ての方々に深く感謝申し上げます。
また、東京都大学サッカーリーグを開催するにあたってサポートいただいた全ての方々に、東京農業大学農友会サッカー部を代表して感謝申し上げます。
僕のことを好きすぎてたまらない田谷澪斗からブログリレーのバトンをもらいました
アンカーを務めます
主将 上野詩音です
紹介にもあった通り、文章書くのがとても苦手で、下手な文章ですがどうかお許しください
何を書くか悩みに悩んだ末、結局大学サッカーの4年間をざっくりと振り返ることにしました。
少し長くなってしましましたが、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです
それではスタート。
〜ホンネ〜
知っている人もいるかと思うが、僕はみんなのようにスポ薦をもらったわけではなく、セレクションに合格して入部したわけでもなかった。
練習生として最初の1ヶ月を過ごし、みんなよりも遅く入部した。
「お前は入部させるか迷っているから…」
と三浦さんに言われた僕の頭は、一瞬真っ白になり絶望した。
あまりの衝撃に言葉が出なかった、
その日は何も考えることができず、
無気力だった
ラッパーGADOROの言葉を借りれば、
“マイナスが多すぎて0すらも見えない„
所からの大学サッカーのハジマリだった
入学前の2月の終わり頃から農大のサッカー部の練習に合流し、練習試合でもそれなりに点を決め、結果を残していたのに
1日でも早くトップチームに上がってやる
と、やる気満々だった僕にはキツ過ぎる現実だった
見返してやると心に誓った。
それから毎日必死だったのを覚えている
怪我をして普通なら休む所を、まだ入部してないからと無理やりやったりもした。
練習試合で点を決めても、Twitterの得点者はいつまで経っても 練習生 のままだったり
(他の同期はちゃんと名前だから、結構現実突きつけられてキツかった笑)
練習後同期と話したり、本当なら楽しい時間のはずなのに
心ここに在らずで、
どこか孤独を感じていたり
入部するまでのこの期間はかなりしんどかった
でも今思い返せば、自分を見つめ直すいい機会になったと思う。
自分の長所や短所だったりを
その日のプレーがどうだったとか、こうしなきゃいけないとか、
高校3年間試合に出られなかった理由とか
色々考えた
そんなこんなで入部を認めてもらえたが、
トップチームの試合とは2年くらい無縁だった。
1年目、同期は瀬戸や田谷が開幕でスタメン
その後も大関、りゅうき、江井が続々と都リーグデビューしていった。
悔しくて。応援席にいる自分が情けなかった
2年目の開幕戦は、応援席にすらいなかった。
雨の中試合を見れない駐車場の案内係をしていた。
何してんだろ俺。
サッカーしにきたんじゃなかったっけ
駐車場係?笑
広がって一向に縮まらない同期との差に
笑えなくて、笑えた
やはりサッカーをしているからにはトップチームで試合に出て活躍したかった
でも現実はそんなに甘くなくて。
それでも折れずにやり続けた。
ほぼ毎日ボールに触った
ほぼ毎日筋トレもした
5分10分しかボール触らない日もあった
けどこの5分10分の積み重ねで、他との差を埋めるしかなかった。
筋トレ行くのだるいなーって思う日もあったけど
その度に悔しかった過去を思い出して、自分を奮い立たせた
いつやってくるかわからないチャンスを逃さないために。
次に僕の目の前に転がってくるチャンスというボールをラボーナで空振りしたくなかったから。
(ラボーナで空振りの件は2年前に卒業した僕のブラザーである蘭馬くんのブログをお読みください)
高校時代の二の舞にはなりたくなかったから。
高校3年間試合に出てないやつでも、大学サッカーで活躍できることを証明したかったから。
ただサッカーが好きだったから。
愛しているから
そんな思いが原動力になった。
そしてチャンスはある日突然にやってきた。まるで待っていたかのように。
3年目の6月
その頃僕はサイドバックに転向し、序列で言うと3番目まで上り詰めていた。
ただ。まだ一度もスタメンで出たことはなかった。
翔太のブログにあったように、
当時サイドバックの序列の最上位だった翔太が、開幕前に大怪我をしてしまった。
必然的に序列が一つ繰り上がる。
この時くらいからもうそろそろかなと薄々感じていた
そして、スタメンで出ていた選手も怪我をし
明治学院戦に僕のスタメンの出番が来た
毎日、毎月、毎年、この時を待っていた
これが最初で最後のチャンスだと思った
僕はこのチャンスに両手でしがみつき離さなかった
その日は何も緊張せず自分のプレーができたと思う
なんとなく点を決める気がして、前日に宗野と疋田に
明日点決めるわって言って
本当に点を決めた
僕の覚えている限り
中学生ぶりの公式戦でのゴールだった
約5年も決めていなかった公式戦でのゴール
ゴール決め慣れていなさすぎて、どこ行っていいかわからず変なとこ走って、
アップしていたメンバーに詩音こっちこっち!って
言われてみんなに飛びついたのはいい思い出です
その試合以降全てのリーグ戦でスタメンで使っていただいた。
毎日小さなことでも積み重ねてきてよかったなと。そう思えた
そこに辿り着くまではど底辺中のど底辺。
辛く、苦しい、長過ぎる道のりだった
高校の時わがままで攻撃しかしない選手がこの頃にはチームのために闘えるようになっていた。
もがき苦しんだ2年間で間違いなく成長していた。
そんなこんなで3年目のシーズンはSBなのに4ゴール0アシストという訳のわからん結果を残した。(大体のSB選手はアシストが多いはず)
そして大学ラストシーズン
1番苦しいシーズンとなった。
僕はキャプテンとして、先輩方が作り上げた100年の歴史を背負い戦うことになった。
しかし、アミノ予選、都リーグ開幕から数試合の
スタメンに 上野 の文字はなかった。
股関節の怪我をして、戦線を離脱していた。
リハビリに励みやっとスタメン復帰した帝京大学戦、
試合終了間際、ゴールラインギリギリでクロスを上げた僕は相手に体をぶつけられバランスを崩し手をついて倒れた。
めちゃくちゃ痛かった、左手が動かなかった。
骨折したと自分ではわかっていた。
病院に行き、どうせギプスをつければサッカーできると思っていた僕に医師は
手術をした方がいいと言った。
怪我はしょうがないとはいえ、かなり落ち込んだ
主将なのに。
チーム引っ張らなきゃ行けないのに。
ピッチの上で戦うはずだったのに。
こんなはずじゃなかった
苦しかった。辛かった。
みんなとピッチの上で闘いたかった。
勝ちたかった。笑いたかった。
家族や、チームメイトには笑顔で大丈夫と言っていたが
1人になっては涙がこぼれ、抑えようとするけど余計あふれてきた
もともと蕁麻疹が出る体質だったが、色んなことを考え、抱え込み
サッカーができないストレスで
異常に蕁麻疹の出る頻度が増えた。
練習前トイレに行き嘔吐した日もあった。
そういう日に限って、
後輩のなかしに「詩音くん顔死んでるで!」
蛭子さんに「詩音元気ねーなー」
と言われ、引き攣った笑みで誤魔化した。
普段気持ち悪いほどニヤニヤして、笑っていて、
何でそんなに笑ってんのって、田谷に突っ込まれているのに。
うまく笑えなかった
自分では明るく振る舞っているつもりだったけど
隠しきれていなかった
ごめん
それでも、毎日練習に行った。
主将だからっていうのもあったが、
1人でいるとおかしくなりそうだったから。
仲間と話していれば、
仲間と一緒にいれば、
辛いことも忘れられたから。
主将の僕が、チームの精神的支柱にならなければいけないのに
みんなには支えられた。
ありがとう
復帰してから、調子が上がってきたと思ったら体調を崩し、
結局前期は数試合しか試合に出ることはできなかった。
そのうちスタメンで出たのは、怪我をした帝京戦だけ。
同期や後輩から
詩音がいないときついよーとか
早く帰ってきてと言われ
いざ復帰してもチームを勝たせることはなかなかできず、力のなさを痛感した
リーグ戦はプレーオフ圏内のギリギリ6位で終えた。
在籍した4年間で最悪の結果だった。
幸いにも来季からのレギュレーション変更で
次に進むチャンスが与えられた。
勝てば関東3部確定&2部参入戦
負ければチャレンジリーグ
プレーオフの相手は明海大学。
前半、まさかの0-1
後半、3点ひっくり返し、試合終了。
関東3部昇格を決め、関東2部参入戦の切符を手にした。
負けたら終わりの一発勝負、
あの緊張感
失点した時の絶望感
点を取ったときの喜び
勝利した時の幸せを味わい
勝利するために必死に闘ったあの90分は最高に楽しくて、幸せな時間だった。
久々にその試合は声出し応援
本当に力になったよ
ありがとう
みんなで情熱の薔薇を歌えてよかった。
本当に幸せな時間だった
あの時間は
簡単に記憶が消え去る僕でも一生忘れません。
関東2部参入戦は一勝もできず
恥ずかしい結果に終わった。
これが僕たちの実力だった。
勝つためには足りないものがいくつもあった。
参入戦最終節の山学戦の試合終了の笛がなり
大学サッカーの幕が降りた。
大学4年間が、今までのサッカー人生が走馬灯のように甦った
こいつらと試合するのも今日が最後で
練習の行き帰りで同じ時間を共有することも
練習後たあいもない会話で笑った日々も
明日何分着?って電車の時間を聞くことも
明日あげ?
え、あげないらしいよっていうくだらない会話も
無我夢中でボールを追いかけることも
今日何時ルーム?今日どこトレ?って聞くことも
朝練の後空き教でグダることも
もうないと思うと寂しかった
色んなことを考えていたら涙が溢れてきた
今年1年背負ってきたいろんなものが
涙とともに落ちた。
ここまで18年間のサッカー人生に一切の悔いなし。
たくさんの人と出会い別れ
どん底を経験し、そこから這い上がって
サッカーを通してたくさんのことを学び、
成長できました。
“たかがサッカー、されどサッカー„
三浦さんがよく言われていた言葉です。
数百あるスポーツのうちの1つのサッカー。
けど、このサッカーというスポーツが
上野詩音 という人間を創り、成長させてくれました。
サッカーに出会えて幸せでした
〜スタッフの方々〜
今まで大変お世話になりました。
皆さんのもとで同じ目標に向かってサッカーをできて幸せでした。
たくさんのことを学びました
ありがとうございます
後約半年ほどお世話になります?
〜同期〜
大学4年間を同期のみんなと過ごすことができて
一緒にサッカーをできて幸せだったよ
本当に楽しい思い出ばっかり。
ここには書き切れないので、また語ろうな。
まじで、みんなといると口角が上がっちゃって
いつもにやけちゃってごめん笑
気持ち悪いとか言わないでな。
みんなに会えば、嫌なことでも忘れられました
心の支えになったよ
ありがとう
みんな、引退ライフを楽しんでいて羨ましいです笑
僕はまだ農大の練習に参加してるけど、みんながいないと寂しすぎます
ヘディングロングボールもいつも余っています笑
練習の行き帰りも1人、筋トレも1人
お前らのこと好きすぎてガチで寂しい笑
またいつか一緒にボール蹴ろうな
愛してるぜ??
〜後輩〜
今、なかなか試合に出られていない選手、チャンスはいつ転がってくるかわからないです。
そのチャンスを死ぬ気で掴みに行ってください
そしてそのチャンスを掴めたのなら、選手としても、人としても成長しているはずです
トップチームで試合に出ることが全てではないですが、与えられた場所で全力で取り組み、向き合い、
昨日の自分を1ミリでも超える努力をしてほしいです。
努力というスパイクを履き潰し、理想を現実にし
また新しい夢や目標を持ち、努力のスパイクを買い、それを履き潰す
この繰り返しです、
みんなには僕たちの手に届かなかった、関東2部昇格という目標を達成してほしいです
そして何よりも大事なのはサッカーを愛すること。
他の何よりもサッカーを愛し、楽しんでください。
始めた頃は遊びで、
友達といれば楽しくて、
気づいた時には夢中になって
それがいつか夢に変わって
ここまでサッカーをやってきたと思います。
初心を忘れずにがんばれ。
僕たち四年生と共に闘ってくれてありがとう
とわ
俺と同じ8番をつけるのかな?まだわからんけど多分そう
長所のドリブルさらに磨いて、がんばれ。
絶対手を抜くなよ。どんな練習でも。
期待してます。
りつき
疋田の後輩でセレクションにきた時からお前は可愛がると決めた笑
りつきは点を取れるようになれ。あんなにシュート練してんのに試合になったら打たないのはなんでなの笑笑
りつきらしくがんばれ
なかし
試合中応援しているなかしと言い合ったのはいい思い出だな笑
今は怪我で苦しいと思うけど、しっかり怪我を治してまたサッカーしている姿を見せてください。
俺に口酸っぱく言っていた言葉そのまま返します。
“背負いすぎんなよ„
強いチームにはいい中盤の選手が必要
そのピースになれ
りゅうと
バイト掛け持ちしすぎ笑
いつまでもガストのエースでいてください。
りゅうとは、俺がスタメンデビューした時に右サイド組んでたのに、いつのまにかいなくなってたな笑
スピードに乗ったドリブルあれがお前の1番の武器だな、その武器でチームを勝たせろ
あとは守備をもっと頑張りなさい笑
がんばれ
せいた
1番可愛い後輩、
お前が怪我して、詩音くんともうサッカーできないわって言ってきて、どんまいって軽く返したけど、
お前ともっとサッカーしたかったわ笑
まだ2年だから、焦らずちゃんと直してまた復帰してください
サッカーを愛して愚直に向き合え
づみ
(みんなのブログで い 付けすぎって愚痴ってたので い 無くしました)
最近よく絡むこと多いな、
試合中ブチぎれるのだけはやめてな笑
づみが試合に出るところ見たいわ
肩トレのことならいつでもきいてください。
〜マネージャー〜
暑い日も寒い日も、文句一つ言わずに水を用意してくれて、アイシングの氷を作ってくれてありがとう。
選手が全力でサッカーをできるのも、マネージャーたちの支えがあってのことです。
本当に感謝しています。
もうしばらくお世話になります
かりん、かんな、あやき
4年間お疲れ様
1番近くで俺たちのことを見て、応援してくれてありがとう。
3人とも辞めずに4年間マネージャーをやり切ってくれて、嬉しいよ
俺らにとって間違いなく3人は必要な存在でした。
感謝してもしきれません。
ありがとう
川崎フロンターレ
東急レイエス
鶴牧SC
FC多摩
前橋育英高校
東京農業大学で指導してくださった方々、また保護者の皆様
大変お世話になりました
ありがとうございました
とても長いブログになってしましましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました
本日をもって、四年生のブログは最後となります。
3週間弱楽しんでいただけたでしょうか
今週の日曜の蹴り納めが今シーズンの最後になります。
農大サッカー部を支援していただいたOBの方々
また選手応援し、支えていただいた保護者の方々。
大変ありがとうございました。
今後とも農大サッカー部をよろしくお願いいたします。