平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
東京農業大学農友会サッカー部です。
コロナウイルスの影響により、皆様のお仕事やご活動へのご負担が多いことと心中お察しいたします。
突然ではありますが、東京農業大学農友会サッカー部の今後のチーム方針や現在のチームの意志と考えをお伝えさせていただきます。
弊部は将来「大学サッカー日本一のチーム」になります。
この将来的なビジョンを達成する為に、今シーズンのチームビジョンがあり、個人個人のビジョンがあり、日々活動しています。
前提として、私たちは「単にサッカーが強いだけの大学サッカー日本一のチーム」を目指しているのではありません。
大学サッカー選手が国内プロサッカー選手(J3以上)になる確率をご存じでしょうか。
約0.1~0.2%です。大学卒業後1000人に1,2人程度しかサッカーでお金を稼ぎ、生計を立てることが出来ないのです。弊部は関東大学サッカー連盟に所属し、順列的に3番目のリーグである東京都1部リーグに所属しています。私たちよりもレベルの高いチームが数多も存在し、私たちよりもレベルの高い選手が幾多もいます。ご察しの通り、プロサッカー選手という道の前にある信号は限りなく赤に近い黄色信号です。(とはいえ、昨年度は安藤一哉=ガイナーレ鳥取、一昨年度は吉田将也=ザスパクサツ群馬→松本山雅FCを輩出)
それなのに、私たちは途方もない時間とエネルギー、大根が何万本買えるであろう巨額を費やし、毎日フットボールに明け暮れているのです。
何の為に大学サッカーをしているのか。
自分たちが楽しむ為だけの 大学サッカー でいいのでしょうか。
自分たちがプロになることを目指すだけの 大学サッカー でいいのでしょうか。
自分たちが上のレベルを目指して毎日を過ごすだけの 大学サッカー でいいのでしょうか。
チームや部員の過去、現在、未来の考えや思いなどを話し合い、自分たちは何の為にサッカーをしていているのか熟考しました。
そして、 東京農業大学農友会サッカー部の在るべき姿 を見出しました。
人に “何か” を与えられる存在
私たちはこれまで、 “誰か” に教えてもらったり、経験させてもらったり、買ってもらったり、 “何か“ を与えられてきました。家族や先生、監督、コーチ、トレーナー、地域の方、ファンの方…本当に沢山の人達のおかげで今の私たちがあります。
だから、今度は私たちが、これから社会に出る私たちが、
これまで続けてきたサッカーを通して、
大好きなサッカーを通して、
「 人に ”何か” を与えられる存在 」になります。
そして、それはこれまで私たちに何かを与えてくださった人々の価値を証明することになるのではないでしょうか。
そう、私たちに数えきれないほどのことを
与えてくれた フットボールの価値 を証明する為にも。
冒頭で「単にサッカーが強いだけの大学サッカー日本一のチーム」を目指すわけではないとお伝えしました。
私たちは「多くの人に "何か" を与えられる 大学サッカー日本一のチーム」になります。
言うは易く行うは難し
今後の東京農業大学農友会サッカー部の活動にご注目ください。
東京農業大学農友会サッカー部