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2019

四年生 須藤哲弘 〜これでよかったのか〜



強くて優しい農大のアンパンマンこと井上筋肉選手から紹介に預かりました!



農友会サッカー部 4年 副主将 須藤哲弘が本日のブログをお送りします。



常に冷静沈着ポーカーフェイスの自分が柄にもなく本気で想いを綴ろうと思います。




最後までお付き合いしていただけると嬉しく思います。











「これでよかったのか。」





応援団長!よくそう呼ばれた。ふざけるな。俺はプレイヤーだ。













僕は特に目標もなく農大のサッカー部に入ってきた。



プロになりたいわけでもない。



総理大臣杯、インカレに出場したいわけでもない。(そもそも大学生がどんなリーグやトーナメント戦を行うのかすら知らなかった)






しかし、入部してから約2ヶ月後に関東リーグが開幕し応援するうちに漠然とした目標が出来た。




「近藤康人みたくなりたい」




近藤さんは僕らの2歳上の先輩である。

近藤さんは当時FWとしてリーグ戦で活躍していて、鼻の下にホクロを付けながらもゴールを量産していた。




しかし僕が康くんに憧れた一番の理由はチームを元気にする力だった。




プレー中は誰よりも闘志をむき出しに走り回り

プレー以外のところでは天真爛漫に笑い飛ばし周囲を明るくする。




そんな人に僕もなりたいと思い、目指してみようと思った。




「康くんみたいに関東リーグに出場してチームを元気にさせるプレーをする!」




これが僕の1年生からの目標だった。



この目標を立ててすぐ大きな壁にぶち当たった。






「やば。俺、、サッカー下手じゃん、、」






そういえばそーだった。僕は下手くそだった。

もとより分かっていたことではあったが、農大という自分の経験したチームの中で一番レベルの高い仲間たちと練習する中で改めて痛感した。




どうしよう…考えた。





練習するしかなかった。自分よりも上手い選手達と毎日本気でぶつかっていけば自然とうまくなるだろうと考えて日々の練習に取り組んだ。




そしてサラッと大学一年生が終了し、2年生になり三浦監督、ファンコーチと共に戦っていくことになった。




三浦監督は就任当初からこう言っていた。




「CAと合コンとかしたけりゃ、いつでも俺に言ってこいよぉ!!」







ウソだ。こんなことは一度も言ったことがない。

三浦さんすみません。今週のrunトレ1本多く走ります。お許しください。




三浦監督はこう言っていた。




「試合に出る出ないとかではなく、1人1人がチームをよくするために考えることが大切。」






その言葉は僕の部活動生活を大きく変える言葉だったのかもしれない。





僕は考えた。



どうすればチームが良くなるのか…



・まずは応援をもっとよくしよう!

・集中応援の内容を濃くしよう!

・部庫部室を綺麗に保とう!

・地域に応援されるためにサッカークリニックや      地域清掃を活発に行おう!

・岡澤部長のモノマネをしよう!

・後輩や同期との仲を深めるために合宿にレクリエーションを取り入れよう!



先輩達が残してくれたことが多いが、自分なりに考え、この3年間で農大サッカー部を少しは良いチームにすることができたと思う。



その中でも応援の面で一番チームの力になれているような実感があった。



僕は応援が得意だ。大きな声を出して歌う。

周りを盛り上げる。出場している選手のために声を枯らしてでも叫び続ける。



どれも好きだし得意だ。多分これは才能である。



毎回リーグ戦のたびに



「テツ!今日も応援頼むよ!」

「テツ君の応援はやっぱ締まるわ〜!」

「テツ応援お疲れ様。素晴らしい応援だったな!」


とチームメイトやスタッフ、時には保護者の方々からも声をいただいた。
















ナニモウレシクナイ。









そう思った。



なんの悪気もない有難いお言葉をいただいても、ただ悔しいだけだった。



なぜなら僕は選手だからだ。



スポーツ選手が試合に出られず、悔しくない訳がない。



しかし僕の心の中には


「チームをよくするために考えることが大事。」


この言葉があった。



チームのために…

チームのために…

チームのため、チームのため、チームのため、




この言葉のおかげで必死に声を枯らし応援をすることが出来た。







そして昨年関東リーグから都リーグに降格した。





そこで思った。




「あれ?俺の目標ってなんだっけ。」



「関東リーグに出てチームを元気にさせるプレーをする。」




「もう無理じゃん。。」





1年生の頃からの目標が引退まで残り1年というところで達成されることがないまま、途絶えた。




そこで一生達成されることのない自分の目標、そして自分と本気で向き合った。




「なぜ達成することができなかったのか。」


「どうすれば達成できたのか。」


「何が足りなかったんだろう。」


「こんなにチームのためにやってきたのに…」







「本当にチームのため??」



ここで初めて自分がしてきたことを疑った。

本当に心からチームのために動けていたのか…?









違かった。




僕は逃げているだけだった。自分のプレイヤーとしての実力の無さから。



僕は怖いだけだった。部に自分が必要とされなくなることが。



僕は必死だった。自分の居場所をつくるために…



自分のため…

自分のため…

自分のために、自分のために、




チームのためなんかじゃなかった。





自分の実力不足を棚に上げて三浦さんの言葉にすがっているだけだった。



僕は弱かった。苦手なものから目を背けていた。










「これでよかったのか?」





自分の大学サッカーに対してこの質問をしたとしたら、、





答えは「No」だ。






理由は簡単。リーグ戦に出場してないから。




サッカー選手である以上、試合に出ることが1番大切。



僕はそう思う。




なぜならそのために毎日練習してるし、試合に出て活躍することが1番かっけぇし、直接チームの勝利に貢献できる。



そして自分をつくってくれた人たちへの目に見える恩返しになるからだ。





僕はもっと自分の親や、たくさんの支えてくれた人たちに自分のプレーを大きな舞台で見せてあげたかった。



それが今だにできていないということが、自分のサッカー生活に唯一残る悔いだと思う。






だから僕と同じように出場機会が今だにない後輩たちに伝えたい…




試合に出ろ!!


試合に出て活躍してチームを勝たせろ!!



それができれば数え切れないくらいの人が喜んでくれる。喜ばすことができる。



そしてたくさんの人への恩返しになる。






たくさんの指導者の方々が教えてくれた。


「人としての成長をして恩返ししなさい。」と



僕は部活動やサッカーのおかげでたくさん成長させてもらった。サッカーがなければ今の僕という人間は間違いなく形成されていなかったと思う。



しかし人としての成長はサッカー以外の何かでも必ず出来るはずだ。



だから、後輩達にはサッカーでしか出来ない、サッカーをしているからこそできる形でたくさんの人に恩返ししてもらいたいと思う。




きっと周りの人もそれを望んでいると思う。



僕も望んでいます。日々一緒に練習した後輩の中から一人でも多くの選手が大きな舞台で活躍する姿を見れることを。



僕自身も残り少し選手として全力であらがっていきたいと思います。

















やばい。真面目に書きすぎて面白いことあんまりかけてない…


ペロペロペローン。アベベベベぇ〜ポロポロポローン。ぬーんぬーん。ライライライーイ!٩( ᐛ )و






僕のブログはこれにて終了いたします。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



僕のブログが、よかったよ!面白かってよ!っていう方はグットボタン&チャンネル登録よろしくお願いします!!




〜同期のみんなへ〜


チームが、自分がいくら辛い状況でもいつでも笑顔でいれたのはみんながいたからです。

本当に最高の仲間を持つことが出来た。

4年間ありがとう。これからもよろしく。

絶対笑って終わろうね。



あとついでにもっちーはいつも隣にいてくれてありがとね。もっちーが隣でバカやってくれてるおかげで、見下せて楽になれたよ。








〜サッカーを通じて出会えた全ての方へ〜



16年間のサッカー生活の中でたくさんの人に出会いました。僕は間違いなく運が良かったと思います。


たくさんの素晴らしい出会いのおかげでこれまでサッカーを続けることが出来て今の自分が存在しています。



皆さんからいただいたものを胸に抱いて今後の人生も全力で歩んでいきます。


これからは僕にしか出来ない形で少しずつ恩を返していけたらと思っています。





ありがとうございました。









明日は選手ブログ最終日!


兵庫が生んだプロゲーマー。


彼のカバーリングはまるでその試合が2回目なのかと思わせるほどの戦術眼!!


抜群の予測力と鋭いツッコミが持ち味の寡黙な闘将 加藤直生キャプテンがお送りいたします!


きっと全文を関西弁で綴ってくれるでしょう!

乞うご期待!!


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