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2018

講演会

☆7月21日☆
本日は、Criacao Shinjukuの監督である成山一郎さんが講演会を開いてくださいました。
成山さんは、ジェフ千葉育成部のコーチ、サンフレッチェ広島育成部のコーチ、関西学院大学のコーチ・監督、愛媛FCのコーチなど、様々なチームで様々な経験を重ねてきた方です。


今日のこの講演会を開く前に、成山さんは1度、主将の寺門選手の農大サッカー部への思いを聞いていました。「今年になってなかなか結果を出すことができない。何をしたら勝てるのか。メンバー外の選手の応援は素晴らしいし、TOPとSTの温度差はこれまでにないほど感じないくらいチームの状態は良いと思う。だからみんなで勝ちたい。」ということを寺門選手は成山さんに話したと言います。成山さんはまず最初に、関西学院大学(以下、関学大)サッカー部の戦績を提示してくれました。2009年、関学大はリーグ戦で優勝しましたが、成山さんが監督に就任した2010年の成績は7位まで落ち込みました。しかしそこからは、毎年徐々に順位をあげていき、2015年にはリーグ戦でもインカレでも関西選手権でも総理大臣杯でも優勝を果たします。成山さんは、その前の年である2014年のインカレの決勝戦に焦点を当てます。この時、成山さんは決勝の緊張感と雰囲気にのまれ、いつも選手を代えているタイミングで恐怖を感じ、決断することが遅れてしまったそうです。そして、その直後に関学大は失点し、優勝を逃します。成山さんは、自分が恐怖で決断できなかったことにより関学大は優勝できなかったのだと言います。

この前置きのあとに、成山さんは理想の組織について語ってくださいました。まず、「人生は敗者復活戦の連続であり、敗者復活こそが人生である」とのことでした。そして、理想の組織とは「自立型組織」であり、この自立型組織を作り上げるには①目的と目標、②ルール、③関わりの3つが重要であると言います。①の目的と目標について、2008年、女子ソフトボール日本代表が敗者復活戦で決勝に進出し、30連勝中のアメリカを打ち破った例と、関学大が2015年に好成績を残した例をあげて説明してくださいました。彼女ら、彼らが成功したのは明確な目的と目標があったからだと成山さんは言います。では、農大サッカー部では何が目的でなにが目標なのでしょうか。選手たちは各々で話し合っていました。


そして②のルール、③の関わりについては図を用いて説明してくださいました。ルールも守られていて関わりも多い「理想型」、ルールは守られているが関わりは少ない「管理型」、ルールが守られていないが関わりは多い「慣れあい型」、ルールも守られていなくて関わりも少ない「崩壊型」という4つの型に分けることができるとのことでしたが、農大サッカー部はどれに当てはまるのでしょうか。成山さんが選手たちに問いかけたところ、理想型と管理型に手を挙げた選手が多かったように感じられました。誰が見てもこのチームは理想型だと言えるようなチーム作りをしていきたいですね。次に、係と班についてお話をしてくださいました。農大サッカー部にも係と班がありますが、Criacaoでは、係と班によって明確な目的と目標を定めて、毎月振り返っていると言います。さらに毎月の振り返りに加えて半年ごとにも振り返りをしていると言います。農大サッカー部では、係は以前からありましたが、班は今年初めて導入しました。1年目ということもあり、なかなか具体的な行動にうつせていなかったり、最初はやって見たものの上手く機能していなかったりする班もあるように感じられます。Criacaoの方々のように、目的と目標を決めて、毎月の振り返りを行えるといいなあと感じました。

そして3つ目の話題として、練習での取り組みについてお話ししてくださいました。関学大アメフト部のヘッドコーチである大村和輝さんは次のようなことを話したと言います。"「したい」、「できればいいな」ではなく、絶対に「する」と決めること。しかし「する」と決めたら必ず思い通りにいかない時が来る。その時にどうするかである。"   関学大サッカー部では、決勝での状況(思い通りにいかない状況)を作り出して、それを練習で実践しています。例えば、緊張感で思い通りにいかないときを想定して、どんな練習でも勝ち負けを決めて負けたら走ることにしました。そうすると勝利への執念、プレー強度、味方への叱咜激励がアップしたそうです。また、マッチアップする選手が強くて自分のプレーが思い通りいかないことを想定し、練習ではスタメン同士、力の違い選手同士でマッチアップさせるようにしました。すると、一瞬も気を抜かずに集中力が持続するという結果になりました。関学大サッカー部は、2015年の総理大臣杯もインカレも、例えばエースがイエローカードをとられ決勝戦に出場できないことが決まったり、思い通りにいかないことだらけだったと言います。しかし、練習で様々なことを想定して実践していたから、つまりしっかりと準備をしていたから、勝ち進むことができました。
講演会の最後に成山さんがおっしゃっていたのは、「びびって決断できなかったら、決断して行動できたときの未来は2度とこの世界には現れない」ということでした。それほど、決断して行動することの力は大きいのです。冒頭でおっしゃっていた、あの2014年インカレ決勝戦の翌年、成山さんはインカレ決勝戦という同じ状況でまた、やはり怖くなってしまったと言います。しかしそこで決断することができたから、その選手が2点決めてくれ、優勝することができたそうです。「自分が良いと思ったことを行動に移すこと、それが全てである。」これが、成山さんが私たち農大サッカー部に教えてくださったことでした。
決勝戦に限らず、自分がしようと思っていることがあるのに、失敗を恐れてなかなか行動に移せないことは多々あると思います。しかしそこで、恐怖心を振り払い、行動に移すことで見える未来も変わって来るのかもしれませんね。
今日成山さんに教わったことは、選手自身それぞれの心に留め、今後に生かして行けると良いと思います。

成山さん、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!!

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