4年引退ブログ
『 表現 』
井上 修吾 ( 武南高校 )
はじめに日頃より東京農業大学農友会サッカー部を応援、ご支援していただいてる皆様ありがとうございます。
試合中いつでもどこでも現れるマーケティング研究室のナンバー10こと荒木さんから紹介して頂きました。
青木から心に熱いものを持っていると言われたイケメン・高身長の井上修吾です。
自分のサッカー人生をできるだけ簡潔にまとめたつもりです。
普段感情はあまり出しませんが、ありのままを書いてみました。
お時間ありましたら、最後まで見てください。
きっと先の2人は、「自分」から「みんなのため」みたいなブログを書いたんじゃない?
これが当たっていたらとても嬉しいです✌️
「表現」
昔からずる賢かった。
4兄弟の末っ子として大都会埼玉に生まれた。
人のことをよく観察し、何をしたら褒められるのか、怒られるのかを学び効率良く生きてきた。
無駄な行動が嫌いで容量良く生きることを目指し、いつも余裕な自分でいたかった。
あとなんか、かっこいいじゃん
それはサッカーでも同じだった。
無駄だと判断した練習では手を抜き、試合は自分の結果を重視し、チームの勝ち負けにはあまり興味がなかった。
そのうえ、汗をかくのが嫌いで運動が苦手
そんな選手だ
高校2年の冬「新型コロナウイルス」感染拡大の影響で、3ヶ月の部活動停止
最高に楽しかった長期オフ
このままサッカーをやめることも考えた
時間だけが過ぎ
高校最後の「関東大会」や「インターハイ」の中止
そんな中迎えた
全国高校サッカー選手権埼玉県予選
ベスト8で迎えた試合に、途中交代で入った。
その試合で1-3で敗戦し埼玉県ベスト8で引退してしまったが、埼玉県代表高校から唯一県内で得点を取った選手になった。
結局いつもおいしいところは自分
対した努力はしたつもりは無い
何も考えずに練習をして、週末の試合に出て
勝ち負けなんてどうでも良くて
同世代がプロで活躍していても、そいつは凄いと反骨心など全く芽生えなかった
選手として本当に終わっていると思う。
それでも、2年生の社会人リーグではチームで最多得点を取り
3年生の優勝のかかったIリーグ最終節
東京学芸大学戦では先制点
その後の天皇杯ではトップチーム公式戦デビューを果たしている
余裕な自分で居たかった
努力をしているのに、成果が伴ってないと思われたくなかった
何も積み重ねをしなかった
ただ練習をして、時間が過ぎて
無理をすると怪我人になるそんな選手だ
だらだらやってとりあえず引退しましたって終わったことを美化するんだなと思っていた。
ホーム最終節 東京経済大学戦
勝利すれば7年ぶり 関東2部リーグ昇格
4年間で初めて関東リーグメンバー入りを果たした
試合は後半途中で2-0
「試合終盤にでもぱぱっと試合に出て、記念に撮ってくれる写真の1.2枚あればいいや。」
そんなふわふわした気持ちでアップをしていた
自分が試合に出て何かを変えてやる
闘う準備をする気は微塵もなかった
その事を見透かされたように後半43分に失点
その後相手のペースになり、防戦一方
農大が勝っているのを忘れてしまうほど攻められていた
闘う同期、後輩を目の当たりにした
気づいたら「試合に出たくない」そんな感情でアップをやめていた
試合に出ることを恐れた
外から声をかけるが自分が闘いたくない必死の叫びか
せめて、自分が何かやってる気になりたいからか
みんなはこんな重圧の中、試合をしているのか
長い長いロスタイムが終わり2-1で辛勝
東京農業大学は7年ぶり関東リーグ2部昇格
試合後
勝利のラインダンスをしたが、その時の記憶が無いほど自分に対して失望していた
人生ではじめてサッカーで悔しいという感情が芽生えた気がした
これが反骨心なのか??未だに分からないや笑
関東リーグ最終節を週末に迎える最後の火曜日の練習が始まった
人生で初めて目の色を変えて、闘う姿勢を全面に出した
自分がチームのために何ができるのかを「表現」しなければ
「同じ能力なら下級生を使う」
そんなスタッフの考えを押しのけるように4年生として出来ることをやろうと思った
チームがいい流れで来ていて、4年生がピッチの内外で引っ張っていかなければダメな時期に朝練を寝坊してしまうせいた
復帰して2週間で左手が複雑骨折してしまったサイボーグだいすけ
気づいたらこの同期の埼玉県民が起こした2つの出来事が自分の中で頑張らないければらない理由になっていた気もする
そこからは全てが変わった。
頑張らなければならないと思った。
上手い下手とかじゃなく4年生としてできること
「表現の仕方」が自分を変えるチャンスになると
4年生として、農大サッカー部の一員として
転がるチャンス
人生で初めて意図的に掴もうとしたチャンス
この成功体験は財産になる
そう思って食いしばって頑張った
最終節、共栄戦に出場することが出来た
人生で初めて転んでもすぐ立ち上がった
チームが勝つために
チームに貢献できることを「表現」した
球際で闘った
喉がかれるくらい声を出してチームを鼓舞した
頭をひっこめなかった
とにかく闘った
初めて感情をむき出しにしてみた
「試合ってあんなに早く終わるんだな」
それでも敗戦
チャンスはあったけれど得点には結び付かなかった
まぁ、積み重ねないしなと
納得してしまっていた
試合に出場できたからか、チームがシーズン当初に掲げた関東2部に昇格をすることが出来たからか、清々しい気持ちで終わった
4年生としてとても情けない文章だなと思う
でもなんかこの感情は自分ぽいんだよなと悲しくなる
やっと引退できる、、、
そんな自分にチャンスが回ってきた
1週間延長、4年生中心に公式戦に出るチャンス
スタッフから言われた
「日曜日の試合だけ出てくれ、後は各自に任せる」
やる気は無い、そんなキャラだった
それでも気づいたら火曜日の練習に参加していた
あの時の蛭さんの顔は忘れられないほど嬉しそうだったなー笑
最後の試合で自分のサッカー人生をやり切らなければならないと思った
支えていただいている人たちに「表現」しなければ
そして迎えた公式戦
みんな体が動かない、、
勝たなくてもいいやと保険をかけながらめちゃくちゃメラメラしていたよな笑
試合の記憶はほとんどない
人生で初めて両脚つってヘロヘロで
情けないなと思いながらも体を投げ出して、走った
後輩になにか残せるものを見せなければと
今までダサいと思っていたプレーをたくさんした
チームが勝つために
90分間自分のできることを「表現」した
3-2で逆転勝ち
あまりにも出来すぎなサッカー人生だった
これ以上の完全燃焼はないと思った
蛭さんが泣くのは反則だよな
でもごめんなさい、試合前の控え室でミスタードーナツのポケモンコラボを食べてました、、、
やっぱり俺は変わってないのか?笑
こんな自分でも
「サッカーをやっていて良かった」
と初めて思えた
最後のラインダンスは最高だった
足はつりそうで、臭くて、みっともないけど楽しかった
やっぱり最後までたまらん同期だった
みんなありがとな、出逢えて良かった✌️
農大スタッフへ
いつも厳しくご指導していただきありがとうございました。
もうシーズン前のキツい期間を共に過ごすことが出来なくて残念です。
どうか自慢の後輩たちを可愛がってください。
おふざけはこの辺にして、
4年間大変お世話になりました。
あまり感情を表に出すことは得意ではなかったけれど、関東リーグ2部昇格のために4年生としてできることは最大限表現したつもりです。
来シーズン農大が関東2部リーグで優勝する姿を楽しみにしています!
NEOS FC、白岡中学校、武南高校スタッフの方々
本当にお世話になりました。
サッカー選手、井上修吾はここで引退します。
なかなか、向上心や反骨心とは真逆の人間でしたが、なんとかやりきる事が出来ました。
サッカーを通して学んだことを活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。
同期へ
4年間ありがとう
サッカーをやってる時は真剣でピッチを出ればふざけられる関係が引退した今ではとても貴重な時間だったことに気づかされてます
なかなか、プレーの面でチームに貢献はできなかったけど、マルシェ係でもクリニック係でもセカンドチームとトップチームを毎週のように入れ替わっていたことを交代浴と呼んでた井上修吾のことを好きでいてくれたら嬉しいです
農大サッカー部に入ることを決めて良かった
みんなと出会えたことが財産です
転勤先が同じ場所だったら遊ぼうね✌
大輔へ
4年間ありがとうな
3年のIリーグは2ボラ組んだり2シャドウ組んでたくさんの試合で一緒に出たな笑
どこにも負ける気しなかったよ笑
最後の試合に怪我をしてて一緒に出れなかったのは残念だけど、ベンチからの声を聞いて何度もやらないとってなれたよ
せいたへ
4年間ありがとう
まじで、俺には想像もつかないくらい怪我で苦しい期間を過ごしていたと思う。
せいたが怪我をしていなかったらどれだけスーパーな選手になっていただろうか
俺自身、弱気になったり辞めようとした時に「辞めさせない」ってはっきり言ってくれて救われました
いつも本気の意見を言えるせいたは俺にはない能力を持っていて羨ましいです
2人とも4年間ありがとう
2人と出会えて、農大を選んでよかった
それだけで今までサッカーを続けて良かったと思えます
これからも仲良くしてね✌️
ラーメンいっぱい食べようね????????
後輩へ
はっきり言ってあまり学ぶことがなかった先輩だと自覚しています笑笑
最後の公式戦を見ていた人がいたら情けないので忘れてください
それでも、自分から学べたことがあったらうれしいです
ただ、みんなの悪い癖かサッカーに良くも悪くも影響されすぎだと思います
時には甘いものや家系ラーメンでも食べて肩の力を抜いて頑張ってください✌️
あと、悩んだ時はいつでも連絡待ってます!
偉大な大先輩あきやくん
1年生の頃から常に背中を追いかけていました
2トップを組むと俺の守備範囲まで守ってくれてありがとう
俺が背後に抜けないとダメなところに抜けてくれてありがとう
いつもサボっててごめんなさい笑
Iリーグ最終節 学芸戦勝たせることができなくてすみません、、、
人生において心残りであり続けてます
いつも奢ってくれようとしてもあきやくんに対して意見言えなくなるからと自分の分はきっちり払っていてすみません
しゅうごくらいは出してやれよをホーム最終節でやってしまってすみません、
あ、これはりっくんだ
アイデンティティみらい平で外に出たボールがネットに引っかかって戻ってこなくてすみません、、
あ、これはあきやくんの親父のあきらくんだ
しゅうごとあきやめちゃくちゃ楽しかったです
本当にありがとうございます!!!
れんさんへ
あのLINE衝撃的でした笑
自分が頑張らなければいけない立場であることを再認識したきっかけを頂けました
れんさんのおかげでサッカーと向き合うことが出来ました
自分の完全燃焼はれんさんのおかげです
本当にありがとうございます✌️
マネージャーへ
夏の灼熱から冬の極寒でも水やアイシングを用意していただきありがとうございます。
皆さんの支えがあってこそ選手は闘えたし、どんなきつい練習も乗りきれました。
これからもどうか支えてやってください。
ひかりへ
同期のマネージャーが1人の中最後まで一緒に完走してくれてありがとう。
きっと、選手には気づかれないように悩んでたこと、困ってたことがあったと思います。
力になれなくてすみません。
それでも7年ぶり関東リーグ2部に昇格した唯一の同期マネージャーにすることで恩返しが出来ているのなら嬉しいです。
本当にありがとう。
両親へ
いつも助けていただきありがとうございます
4人兄弟の末っ子として甘く甘く育てられたせいか、いまだにピッチ内外でわがままが目立ってしまいます。
これから第二の人生、社会人になります。
少しずつ親孝行して、2人にとって可愛がって良かったな、育ててよかったなと思っていただけるように日々頑張っていきます。
これからも1番近くの熱狂的ファンとして支えていただけたら嬉しいです。
あ、忘れてた
マイブラザーしょうくんへ
元野球部とは思えないくらいサッカー好きでウイイレ強いの辞めて
俺にラーメンという最高の食べ物を教えるの辞めて
弟が眠いのに部屋に入ってきて踊るの辞めて
弟が最終節トップチームの公式戦に初出場したからって号泣するの辞めて
言い出したらキリがないけどサッカーでもプライベートでも上手くいかなかった時に助けてくれてありがとうね
これからも社会人としてたくさんの困難にぶつかるたびに連絡して助けてもらう気満々です✌️
自慢のブラザーです!!!!
これからもよろしくお願いします!
長く書くつもりはなかったけど、気づいたらこんなにもダラダラと書いてしまいました
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
以上で井上修吾のサッカー人生は終わろうと思います!!!
続いては!!
自分とは
最終節背番号29番で連番
誕生日が5月21日で連番
利き足が左
めちゃくちゃストイック
めちゃくちゃ似てそうで全然違う
関東リーグ3桁アシストまで惜しくもあと100アシスト足りなかった漢
シーズンが終わって気持ちが切れてしまったか、関東交流戦ではエンストしまくったことで有名な森林学科の大エース奥田雅史の登場です!!!!
彼の内に秘めた想いは同期ながらに気になります!
お楽しみに!!
〈 思い出のショット 〉