格闘技好き仲間の1人であり
イケメンで優しいそして心の強い
漢の中の漢
瀬戸山俊から紹介いただきました。
大の格闘技好きであり幼い心を決して忘れない、ガキ大将こと笹田大智です。
大人になると誰しもが忘れてしまう純粋な心を忘れず生きているだけなのに、ガキと言われるこの世の中はおかしいです。
ハマっているドラマやアニメ、政治家のセリフを覚えてみたり
練習終わりに後ろから水をかけて遊んでみたり
大ファンのK-1王者の武尊のキャッチコピーである
ナチュラル・ボーン・クラッシャーをゲームの名前にしてみたり
東京リベンジャーズのマイキーに憧れて部庫にある自分のロッカーの名前をマイキーにしてみたり
出せばキリがありませんが、これはガキなのでしょうか。
ちなみに後輩にも言われ、今では1年生にも言われます。
可愛い後輩達なので許します。
そして、絡みやすいとても良い先輩ってことにしておきましょう。
そんな僕なので、これまでの同期のように上手な文章は書けませんが、自分なりの思いを書きました。
長く拙い文章かと思いますが、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
それではスタート
「人生は思い通りにはいかない」
僕が18年間のサッカー人生で感じたことだ。
まず、思い出して欲しい。
サッカーを始めた時どんな夢を描いていたか。
中・高・大学の入学時、どんな理想を描いていたか。
好きな女の子とどんな将来を描いていたか。
賭け事をした時どんな結果を描いていたか。
サッカーだけではなく、新しい事が始まる時、人は必ず夢や理想を描く。
それが理想通りの結果になった事はどのくらいあっただろうか。
誰が練習試合にも出れない1年を想像していたか。
誰が大事な時に何度も怪我をすることを想像していたか。
誰が11番をつけてベンチにも入れない最後の一年を想像していたか。
誰がYouTuberって言われることを想像したか。
大学4年間だけでもここには書ききれないほどの理想とはかけ離れたことが起きた。
1年生は公式戦どころか練習試合にもでれず、
週末は試合をやっているゴール裏で少人数での練習。走り。試合の運営。
2年生は初めての公式戦、アイリーグに1年間通して出場できるが、都リーグに追加登録されるのは毎回僕の相方の選手。
3年生は都リーグに登録されたが、リーグ戦開幕3日前に怪我。試合に出れたのはラスト5試合だけ。
僕の大学サッカーは全く理想ではなかった。
そして最後の1年
24試合中出場10試合
youtube配信10試合
自分が出なくなってから8連勝
後半戦はスタメン出場は0
チームの雰囲気が最高な時期に全く試合に絡めない日々
「前半もったいなかった」という会話が飛ぶ日々
試合後の勝利の歓喜を外から見る日々
試合に出ないのに試合組と同じ扱いを受ける日々
試合前日の紅白戦で4年間やったこないポジションをやらされる日々
練習でFWをやらない選手がリーグ戦でFWで出場する日々
こんな日々を約半年過ごした。
発表されるメンバーを見るのが悔しくて
この日々が本当に嫌だった。
「またバックアップ?」
「バックアッパー笹田」
「YouTuber笹田」
色んな人に言われた。
笑って流した。
強がった。
余裕の振る舞いをした。
メンバーが試合前楽しそうに会話をする中のチームの準備も
メンバーが試合に向けてアップをしている中の声掛けも
メンバーが勝利を目指し必死に戦ってる中のYouTube配信も
メンバーが勝利を喜ぶ中チームの荷物を片付けも
全部、自分が最後ヒーローになる舞台を作ってると思って取り組んだ。
試合が終われば、
「YouTube上手くなったね」
「大智のYouTube面白い」
全く嬉しくなかった。
なぜなら、YouTube配信をするために苦しい練習を4年間してきていない。
試合に出れない人が悪い。
バックアップなんだから準備して当たり前。
悔しかったら練習して試合に出ろ。
同情なんかされるわけない。
当たり前。そんなのわかってる。
けど、あの立場になってみないとわからない事だらけ。
ベンチで円陣組んでハイタッチして選手送り出した後ベンチから出て反対側の配信に行く時がどれだけ憂鬱か。
100人くらいが見ているYouTube配信をすることで自分は試合に出てないと晒すことがどんなに屈辱か。
チームの勝利を心の底から喜べない自分がどれだけ惨めか。
過密日程の中で練習試合もほぼなく
練習して配信、練習して配信
の繰り返しで、何のために練習してんだろう。
って思ったりもした。
ただ、
弱いところは見せたくなくて
かっこいい自分でいたくて
強い自分でいたくて
諦めたくなくて
支えてくれる人達に恩返ししたくて
見下してる人達を見返したくて
どんなに体を痛めようが
体調が悪かろうが
朝練に参加してからリーグ戦に行ったり
リーグ戦後に学校へ移動し練習に参加し、
とにかく走り、ボールを追いかけ、声を出した。
とにかくやれることだけやって
最後は俺が笑う
と言い聞かせ
チャンスを待った。
残り1ヶ月。
怪我。
昇格戦に行かないとリーグ戦のピッチに立つことはもう不可能だった。
俺のサッカー人生こんなもんか
4年間の努力が報われずに終わったか。
と思った。
苦しい1年で
精神的に追い込まれ、怪我で体もボロボロ。
サッカーが終わり家に帰れば体がだるくなり、
1人でいると体調は悪くなる。
朝起きるとめまいや立ちくらみの日々が続いた。
それでもグランドでは、騒いで、盛り上げ、笑い、走りまくっていつも通りの振る舞いをした。
そんな限界の生活も
怪我で終わるんだ。と思った。
けど、
大丈夫。間に合う。毎日治療しよう。と復帰に向けて全力で接してくれる治療院の小栗先生や
昇格戦行くから治せ。まだ引退させないと言ってくれる仲間がいた。
そんな人達に恩返しするのはピッチに立って勝つしかない。
そう思った。
だから、
毎日治療院に通い治療し、リハビリをした。
そして、チームのためにサポートし続けた。
そんな中行われた後期の青学戦
配信していた僕は
後半ほぼ話せなかった。
試合終了後涙がこぼれ落ちた。
自力での昇格がほぼ消えた。
そんな僕に
まだ終わってない。
何泣いてんだよ。
泣いてんじゃねーよ。
と言ってくる人もいた。
わかってる。諦めてない。
けど、
ただただ悔しかった。
何もできない自分に。
こんなに頑張って練習して来たチームが報われないのが。
そしてなにより、
チームを代表として結果が出なくても戦い続けてくれた陸生、昂、やな、海斗、けんと、高太、達也、たか、山田と
アイリーグ、社会人リーグで悔しい思いしながらもチームのために戦いづけてる篤史、想平、佑、輝、慶吾、まこ、与儀と
どんな状況でも、走り、体を張り、試合になれば誰よりも盛り上げ、毎日シュート練習を欠かさず努力し続けた直人と
最後の1年に苦しいことが続いて、思い通りにいかない1年でも、ピッチに入れば誰よりも殺気立ってプレーする丸と
怪我で苦しい1年で、ピッチに立てない状況でもベンチから盛り上げ、試合が終われば誰よりも選手を讃え、慰め続けた俊と
悔しい思いを押し殺して、人一倍、声を出しチームを鼓舞し続けたかわしと
4年生が少ない社会人で怪我を抱えながら、チームを引っ張り続けてる唯人と
試合に出れなかろうが、どんなに言われようがいつもポジティブにみんなを元気にし、明るく振る舞い続けたひでと
試合に出れない日々や体調を崩したり、仕事との両立で本当に苦しい中、ピッチに来れば誰よりも本気で取り組み続けた克矢と
チームが勝てなくて、1番苦しいはずなのに弱いところは一切見せずに、他の選手の気遣いを欠かさずに戦い続けた和田と
最高の後輩と
最高のマネージャーと
もう一度ピッチに立って
笑いたかった。
ただそれだけだった。
だから
ボールが蹴れなかろうが
足に力が入らなかろうが
どんなに痛みがあろうが
自分の足がなくなろうが
痛み止めを飲んで
テーピングを巻いてプレーをした。
リーグ戦最終節のピッチに立ちたくて
立てなくても、最後少しでもチームの力になりたくて。
それが
笹田大智という
1人の選手が
このチームに
力を与えられる方法だったと思ったから。
こんな苦しい1年を過ごしてもう一つ感じたことがある。
それは
気づくことの凄さと難しさである。
苦しい時に苦しいって言える人もいる
辛い時に辛いって言える人もいる
けど、一部の人は作り笑顔で笑って
心の声を出さずに頑張っている
そういう人に
大丈夫?って聞いたら
大丈夫って言うだろう
だからこそ
それに気づくことはかなり難しい
みんな自分が好きで
人生の主人公は自分だと思っている
それは間違っていない。
けど、気づいてあげなくてはならない
特に、
今年の4年生の苦しい思いをしている選手はみんな強がっていた。
チームが勝ってる時や自分が調子いい時に
笑えてなく苦しい思いをしている人がいる
みんなそれはわかっている
口にする。
けど、それを行動に移せる人はあんまりみたことない。
大人は助けてくれない。
仲間が助けてあげるしかない。
それができるのは和田航希だった。
和田に助けられた人は多くいるだろう。
僕もその1人で、
こまめに連絡をくれて、
「お前は無理をするな」って言ってくれ
「何でも言え」って逃げ場を作ってくれ
「最近痩せただろ」って飯を誘ってくれた。
このチーム全員が最後まで来れて
笑っていられるのは
間違いなく和田のおかげだと思う。
本当にありがとう。
苦しいことはいつだってある
気づいて声をかけてもらうだけでどれだけ救われるか
僕は身を持って感じた1年だった。
そして
最終節の後、4年生がブログで質問されていた。
1番印象に残ってる試合は何ですか。と。
後期の上位に勝った試合であったり
連勝中や最終節が多かった。
けど
俺は自信を持って言う
みんなが前期の記憶がなくなって
前期はクソだったと言っても
後期がめちゃくちゃ良いと言っても
開幕戦の大東文化大学戦
だと。
11番をもらい
試合に出れない仲間の思いを背負って
今まで支えてくれた人への感謝の想いを胸に戦い
シーズンを占う大事な一戦で挙げた
あのゴールは一生忘れない
サッカー人生ベストゴールだ
そんなサッカー人生で学んだ
「人生思い通りにいかない」
と言うこと。
けど、そんなサッカー人生で学んだ
諦めず、努力し続け、理想を追い求め続けたものにしか得られないものがある。
ことを。
そして最後に、
思い通りに行かなかった時に
思い通りな結果が出なかった時にでも
その取り組みや結果に
後悔はないと胸を張って言えたら最高だね。
努力は必ず報われるとは限らない。
けど、努力は必ず報われると信じて努力をし続けたものは必ず報われる時が来る
僕はこの言葉を信じている。
だから、この経験が今後違う形となって報われることを信じています。
長くなってしまいましたが、
YouTube配信を褒められて嬉しくないと言いましたが
コメントをし続けてくれた保護者の皆様ありがとうございました。
僕も人間なので、「配信宜しくね。」「今日もありがとう」と言われるとやって良かったなと思いました。
特に直人のお母さん。毎試合コメントや常に気遣いしていただいてありがとうございました。
ほんとに嬉しかったし、直人と一緒に試合出ようってずっと思い頑張り続けれました。
後輩のみんな。
生意気な後輩だらけだけど、ほんとに可愛い後輩達。
残りのサッカー人生思い通りに行かないことだらけです。
絶対に逃げないで自分を信じてやり続ければ必ず明るい未来が待ってます。
そして、仲間を大切に全員が笑って終われるように取り組んでください。
来年こそは関東昇格という目標を達成してください。
澪斗。
バックアップ苦しかったな。
けど、澪斗がいたから俺も頑張れたよ。
「3年の時のあのYouTubeがいい思い出だった」と言えるように最後の1年頑張れ!
大丈夫。最後はお前だよ。
自信持って伸び伸びプレーしろ!自分を信じろ!
翔太。
翔太の復帰に向けての努力は見てきた。
焦らず、翔太らしくやればいい。
試合に出て、笑って終われよ!
大関。
頼むぞ。
最後の一年もっと感情出して、全力で熱く戦え!
江井。
同じポジションで出ているのが、江井だったから俺は心から応援できた。
来年も10番でピッチを駆け回り、ゴールを奪い続け昇格させてくれ!!
隆利。
この苦しかった一年を無駄にするな!
自分と向き合ってやり続けろ!!
4年生のみんな。
ここまでこれたのもみんなのおかげです。
サッカー中は厳しく、ピッチ離れれば仲良く楽しい日々が一生の思い出です。
別れが悲しいのは初めてです。
明日の練習試合勝って終わろう!
ほんとにありがとう。
マネージャーのみんな
朝が早い時からから遅い試合、暑い夏から寒い冬まで最高のサポートありがとう!
人の為にこんな頑張れる人は本当に尊敬します。
選手大好き愛が溢れるかんなちゃん
笑顔が絶えないかりんちゃん
サッカー大好きあやきちゃん
いつも元気なひかりちゃん
来年の選手は必ず最高の思いをさせてくれます。
だから全力で頑張って!みんなで笑ってね!
生意気ながらも気にかけ続けてくれたさきちゃん
配信の所に行くといつも優しく出迎えてくれてありがとう!楽しかったよ!
そしてのぞみ
最高のマネージャーだったよ
くだらない話から真面目な話までこんなに話せるのはのぞみくらいだな
色々ありながらも4年間サポートし続けてくれてありがとう!
いい男見つけろよ!!
ひろと
裏方で目立ちにくい役割だけど、選手よりも大変だったよな。
ひろとがいたから選手みんな安心して試合ができたよ。
ありがとう!
三浦さんをはじめとするスタッフの方々。
4年間指導ありがとうございました。
最後の1年は全く期待に応えられなくて申し訳ありませんでした。
学んだことを社会人になって生かしていきたいと思います。
最後に家族。
18年間サッカーをやらせてくれてありがとう。
中学から私立に行きたいと言った自分に何も文句を言わず行かせてくれて、本当に感謝しています。
毎回気にかけてLINEをくれるお母さん。
多くは語らず、焦るな。大丈夫。と声をかけ続けてくれたお父さん。
お金のかかりすぎた弟のせいで我慢ばっかりしてきたのに、ずっと応援し続けてくれたお姉ちゃん。
この一年、苦しい時は家族との会話がほんとに支えになりました。ほんとにありがとう。
最後試合に出て恩返しはできなかったけど、ここまで大きくなれました。
18年間サッカーをやらせて良かったと思ってもらえるように、立派な大人になります。
ほんとに最後になります。
僕のサッカー人生に関わってくれた、ヴァーモス、岡小、翔洋中、翔洋高、農大の指導者の方々ほんとにありがとうございました。
理想とはかけ離れた4年間になりましたが、
選択、取り組み、結果に
後悔は一切ありません。
農大に入って良かった。
心からそう思います。
そして明日明後日、社会人メンバー頼むぞ!
2連勝して昇格決めて全員で笑おう!!
明日は、特大のふくらはぎを持つロケットランチャーこと、和田航希です。
彼は2年連続副将として、チームを支えてくれました。
ピッチでは苦しい思いもたくさんしたと思いますが、一度もぶれず4年間やり切った人です。
誰もが見習うべき、お手本となる彼は
どんなことを語るのか。
お楽しみに!