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2017

〖部員ブログ〗4年 近藤康人 〜人の心を動かすために〜

4年 近藤康人 〜人の心を動かすために〜

↑真ん中の人が近藤康人選手です✨


こんばんは!大変遅くなりました!
農大1の盛り上げ隊長でありながらも、本当は気がきく優しい✨nice guy✨な小林選手からバトンを受け継ぎました国際バイオビジネス学科4年の近藤康人が今日のブログを担当させていただきます。
仲睦まじい四年生の農大サッカー部引退の日まで刻一刻と迫ってきました!僕たち四年生は今、練習終わりにカフェテリアグリーンに集い、みんなで飯を食べ、卒業旅行の計画を立てたり、アルバム作成をしたり、過去の写真に浸ったりと着々と締め作業に取り掛かっております。笑
そんな今、ブログを書く機会をいただいたので、今まで15年間のサッカーに対する僕の気持ちを拙い文章ではあると思いますが素直に綴ろうと思います。どうか最後までお付き合いください!


なぜ今までサッカーを続けてきたのか。
今年に入って真剣に考えるようになった質問だ。


小学2年生からほぼ毎日のようにボールを蹴っては追いかけてきた。周りの皆はゲームをして遊んでいたが、僕は家の近所の空き地で1人ボールを蹴って遊んでいた。そのせいで学校でゲームの話に加われなかったのが少々嫌だったが、そんなことより1人でボールを蹴って追っかけて遊んでいる方がよっぽど楽しかった。ただただボールを蹴ることが純粋に楽しかったから。もちろん、今もその頃に負けないくらい純粋にサッカーを楽しんでいると自分では思っている(笑)
でもそんな僕がずっと続けているサッカーの魅力とは何なのか。
なぜ僕は続けているのか。
そんなことを1年前は考えようとも思わなかった。


そんな中、今年は三浦佑介新監督、チェ・ファン新コーチの下で迎える新たなシーズンとなった。それと同時に僕の大学ラストシーズンが始まった。
三浦監督の第一印象はサッカー選手の前に、まず1人の人間としてどうあるべきかを常々考えさせてくれる素晴らしい指導者であると感じた。この人の下なら絶対にチームがプラスの方向へ向かって行けるだろうと同時に思った。
三浦監督はシーズン当初からよく、
なぜ大学までサッカーを続けているのか。親に高い学費を払ってもらってまでやる意味はあるのか。ということを選手達に問いかけていた。そう言われてみれば今まであまり真剣に考えたことの無い質問に僕は少し悩みを持った。

なぜだろう。
頭の中ではなんとなく分かっていてもそれを言葉では言い表せない。

プロになりたいから。単純に楽しいから。チームでゴールを守り、ゴールを決めて勝った時の達成感があるから。ゴールを決めた時の爽快感が忘れられないから。これら全てが当てはまると思う。でもその根端にあるのは何かが解らずにシーズンを過ごしていた。
そんなモヤモヤした気持ちの中で臨んだ今リーグ戦。
結果は今だに0ゴール
正直すごく悔しくて情けない。
前期中盤から徐々に応援席で試合を眺める日々が増えていった。そうなってくると自然と消極的になってしまうのが自分の弱さだ。練習試合や練習でも元気に取り組めなくなった。
それじゃダメだと分かっていても現実と向き合うのが怖かった。このまま試合に出られなくてもいいと思ったこともあった。

でもそんな辛い時期でも気遣って声を掛けてくれる仲間やスタッフがいた。
特に副キャプテンの神沼拓海選手(以下は拓海と略します)は毎回のように声を掛けてくれた。
いつも前向きになる言葉を僕に掛け、そして最後にはお決まりの恋愛話をして僕を笑わせてくれた。でもそんな些細な会話でも僕はかなり助けられた。そんな拓海のおかげで僕は少しずつ自分の役割とチームでの自分の立ち位置を再び見つける事ができ始めた。
もう1人の方はいつも優しくフランクに声を掛けてくれるファンコーチであった。いつものように練習後コーヒーを片手に僕に近づいて来て沢山の事を話してくれた。
そして、最後に
「最後くらいヤスらしく
天真爛漫に明るくいこうよ!
それで自分の役割に死力を尽くそう!」

この言葉で僕は完全に目が覚めた。天真爛漫に必死にボールを追い掛けてサッカーをしてチームを活気付けることが僕の最大の役割だ。
この2人のおかげで僕は、自分が今するべき事を明確にする出来た。
もう迷う必要もなくなった!

それと同時に僕は考え続けていた質問に対するを答えも見つけられた。

〈人の心を動かすために〉

この言葉こそが今まで僕がサッカーを続けてきた本当の答えである思った。
人の心が動く瞬間は様々だと思うが、僕は、ひたむきに勝利の為に、そしてチームの為に、仲間の為に労を惜しまず必死こいてやり抜いている姿に人は1番心を動かされるのではないだろうか。

僕は決してサッカーが上手ではない。
それでも背後への抜け出し、切り替え、前線からのプレス、ボールへの執着心なら誰にも負けない自信がある。良く言えば泥臭いプレーが自分の持ち味だと思っている。「誰よりも泥臭く。誰よりも走りまくって、猛犬のようにボールを追い掛け、どんなにダサいゴールでもいい。顔面でもどこかに少しでも当たってゴールに入ってくれればいい。」それが自分らしさだから。
そしてチームが勝ってスタッフ、仲間、僕を今まで支えて来てくれた家族、観客の観ている人の心のどこかで『あの11番下手くそだけど何かいい!ダサいけど見てて気持ちいいよね!』と思ってもらえれば僕はそれでいい。そのように心が動いてくれればそれだけでも幸せだから。


人は幸福を感じる時が4つあるそうだ。
①人から愛される時
②人から褒められた時
③人の役に立った時
④人に必要とされた時

僕はこの4つ全てがサッカーでは実現する事が出来ると信じてやってきた。
きっと僕らが積み上げてきた15年間はこの幸福を感じるためのものだったのだろう。
それこそがサッカープレイヤーがサッカーに魅了され続ける本当の理由なのかもしれない。

そして、いつも遠くからサッカーの応援に駆け付けてくれる両親、祖父、兄貴達には本当に感謝しています。今まで何不自由なく、思う存分サッカーをやらせてくれてありがとう。
いつも温かく迎えてくれて背中を押してくれる家族の力はとても大きく、僕の大きな原動力になりました。これからは少しずつでも恩返しをしていきたい。

とは言ったものの、言葉では何とでも言えるのでそれをピッチ上で表現するのが、サッカープレイヤーとしての価値だと思う。
だから残り3節。
練習、そして公式戦の全ての場面で自分らしく天真爛漫に振る舞い、チームの為にも、観に来てくれる両親のためにも、自分の役割を担い勝利の為に働き、全ての人の心を動かしたい。
それが出来るのが今の農大サッカー部だと思う!
まずは目の前の事から全力を尽くして取り組んで皆で勝利を掴みとろう!


それと最後になりますが、農大サッカー部の四年生の中に僕と中学から今まで10年間ずっと同じチームでサッカーをやっている選手が2人います。
寡黙であるが秘めてる想いは誰よりも強い男〈ジェニファーナカジマ〉こと中島拓真と、〈関東リーグ1トレンディーな男〉の異名を持つ若山秋生の2人です!この2人には日頃から支えてもらい励まし合ってきました。だから感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもありがとう。3人で農大に来られたことを誇りに思うよ。
でもそんな熱くてイケてる2人ともサッカーを出来るのが残り1カ月を切ったと思うと何よりも悲しいです。
寂しいです。
そのせいでご飯が喉を通らないくらいです。笑
というのは冗談ですが、
どんな形になろうと最後にこの3人で底力を見せたいと思ってます!なのでみなさん、残り1ヶ月、この栃木の三銃士にも乞うご期待を!
まだまだいくぞ!


さあ残り3節。最高のチームメイト、スタッフ、マネージャー、農大サッカー部に関わる全ての人一丸となって死に物狂いで戦って絶対に勝ちましょう!
keep on fighting!!!!


長々と拙い文章に付き合ってくださり、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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次回の担当は'ビックベイビー'こと三枝弦人選手です。僕たちもまだ知らない未知な世界観を持っている彼は何を語ってくれるのでしょう。
楽しみですね!
それではまた!!

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