まずは僕のブログを読んで頂きありがとうございます。
ぜひ最後まで付き合いください。
4年間カビ屋敷で生活しながら、大事な時に遅刻をし、普段全然面白くないのに前期終わった後にやったBBQの帰り道が一番面白かった農大の空元気ムードメーカーの望月康生からバトンを受け取りました。
一発芸はひらめきと天からの授かり物、
普段は世界各国の紛争地域に足を運び、
帰国してからは激闘を繰り広げた顔をピッチの上では一切出すことの無い
「てい」と「戦争」こと渡部卓です。
嘘です、みんなに言わされました()
これは農大ネタなので「?」と思われる方に改めてご挨拶したいと思います!
先日あった企業の内定式で内定者代表挨拶が國學院大學のサッカー部っぽくてリーグの敗戦の悔しさから自分から話しにいけなかった渡部卓です…
「もうええわっ。(陸生Vo.)」
…天からの陸生にツッコまれたのでこの辺にしときますね。笑
結局身内ネタばかりのスタートとなってしまった僕のブログですがここからはサッカーに対する想いを正直に綴らせて頂きます。
それでは始めます。
「卓、卒業したらサッカーすんの?」
4年の春を過ぎて世間が就活真っ只中の頃、
地元のやつだったり、小学校から仲の良い友達に会う度言われる言葉。
「いやっ、もうやらないかな!笑」
と笑いながら僕は答えていたが正直に話すと
心は苦しかった。
僕は5歳の頃からサッカーと出会い、
いつしかプロサッカー選手を目指して日々仲間と共に切磋琢磨してた。
小学校の頃は世田谷トレセンに選出され、中学ではセレクションに合格しFC東京U-15深川に入団し、高校ではそのまま昇格しユースへの道を進んだ。
「まじで応援してるから!」
周りの皆からは応援してくれてて、凄く嬉しかった。
そんな皆の期待に応えたいとも思ったし、そもそも好きなサッカーをして色々な人に感動を与えたいと本気で思っていた。
けれど、ユースに昇格してからその期待には応えにくい選手になっていた。
TOPの試合には出られず、セカンドチームの公式戦であるTリーグのセンターバックを任されていた時期が続いた。
「おうっ!頑張るわ!」
そう答えていたけれど、努力とは裏腹に結果として出ないもどかしさが胸を苦しめていた。
引退試合は応援席にいた。
チームが負けた瞬間
僕は何を思っていただろうか。
後悔?嫉妬?悔しさ?辛さ?
多分色んな感情があった。
それを全て汲み取って出た答えが
「見返したい」
だった。
そんな想いを秘めながら入学したのが東京農業大学。
当時は関東2部のチーム。
このチームで活躍してプロへの扉を叩こう。
そう決心して100人近くいる部活で大学サッカーをすることになった。
正直大学1年の1年間は本当に棒に振った。今の自分が当時の自分に会えるとしたらビンタでもして叱りたい。
それぐらい怪我が多かったのはもちろん、試合に出られなかったからとかそういうことではなく、心が腐っていた。
「監督に認められない」
練習中やっているのに認められない。
なんで?こんなにやってるのになんで?
パススピード意識してるのに、カバーリンク意識してるのに、走ってるのに、切り替え早くしてんのに球際も負けてないのに、1vs1も負けないのに…なんで?
試合も一番下のチームでサタデーリーグにも出られない時期もあった。
自分の中のサッカーのプロセスが否定されるようで嫌になった。
そんな監督にすがって心が腐った自分は、大学でも上手くいかないようじゃもういいや、
とりあえずサッカーを楽しもっ。と思うようになった。
こうしてプロへの階段が上ではなく下に下に、そして途中で穴が抜けたように一気に落ちた。
そんなボーッとした日々を過ごしていた中で大学1年の冬で現監督の三浦さんが農大の監督に就任した。
これは僕の中でサッカーに対する固定概念が一気に変わった。いや、変わったというより蘇らせてくれたというのが正しい。
「何のためにサッカーをするのか?」
「農大の一員でよかったと誇れるか?」
監督はこれを口酸っぱくミーティングで選手全員に伝えていた。
考えた。そして問いかけた。
「じゃあ自分は?」
気付いたらあと3年、いやもう3年しかない。夢に向かってまだまだやれる。
やれることは徹底してやろう。すべて出し切って大学生活を終えたい。
これを機に気持ちを切り替え練習中からがむしゃらにプレーをし、2年生からセカンドチームの公式戦であるIリーグに出られる機会が増えた。
ここから僕は1年の時に出られない理由は監督のせいだとすがっていた自分を払拭できた期間でもあった。
この時はまだTOPに関われていなかったが、ワンプレーワンプレーに一喜一憂しない、当たり前の事をやる(当たり前とはサッカーでいうと無数に存在する)、など三浦さんが練習中から口にすることを体現することで、
自分で沢山考えながらプレーすることが増えて「この時はもっとこうするべきか」と矢印を自分に向け自分を磨くことに徹底していた時期でもあった。
探したら問題点がありすぎた。だからそれを埋める作業を2年生の時期に始めた。
そして2年の冬ではTOPチームに上がり春に行われる関西遠征でスタメンで出場する所までいった。
あの時は、プレーして見える景色が違った。
強豪相手に本気と本気がぶつかり合う試合…
久々に感じた。この感じ。中学以来。
今度はピッチの外からではなくピッチの中で自分が体験してる。
あぁ…同期でもこーゆー試合を1年から経験できてるやつがいるんだよなぁ
いや、もっと前から言うと高校の頃からか…出遅れたな相当。
そう思ったら腐っていた無駄な時間がホントにしょうもなかったとしみじみと感じた。
そこから僕は私生活から全て変えた。
特に食べ物には気を遣った。脂質は20g以上は摂取しないようにしたり、1日5食にしたり、動いた後は30分以内に食べる…全部言ったらキリがないけど他にも筋トレだったり、整骨院でケアしたり色々と試行錯誤して自分なりの生活を一気に変えた。
全てはやらない後悔よりやって後悔した方がいいと思ったから。気づいてからじゃ遅い、だから今やる。
そして、時は遅くなったが
前期第4節vs神奈川大学でリーグ戦デビュー。
この日は自信が満ち溢れていた。
やることは全てやってきたし、練習でも一切手を抜かないで試合のことだけをイメージしながらプレーしていたから緊張もさほどしなかった。
この時この試合までの経験でひとつ言えることがある、それは、
「どんなに苦痛でも本気でやってきたその過程が本番の自分に自信を与えてくれる。」ということ。
きっとこれは僕のこれからの人生で核となる部分だと思うし、これを体現するために日々努力を怠らない様にしたいと思う。
あと名言として元プロ野球選手のイチローさんが引退会見で
「挑戦とは他人と比べるものではなく、自分の中にある計りに挑戦することである。」
という言葉が胸に刺った。
他人と比べて自分を否定したりしてないか?自分が自分で無くなってないか?あいつには勝てないと思ってないか?
そんな事より自分を磨いてその過程にこそ価値があるということです。
これが誰かの胸に響いてくれたらいいなぁ。笑
サッカーの話に戻しますが
正直あのリーグ戦以上のプレーが出来てない。自分が一番わかってる。
だからこそ諦めてない、まだ最終節と昇格戦がある。
でも自分のプレーがしたいという思いにすがって練習をこれまでしていたが4年生になってからはチームで本気で勝ちたいという気持ちが強くなった。
だからこそ自分がピッチに立った時には最大限の力が出せる様に残り少ない練習でアピールもするし、気持ちを全面に出したプレーをする。
残りの試合は僕のサッカー人生のカウントダウンでもある。ピッチで輝いてこそのサッカープレイヤーの存在意義だと思っていた僕だけれど、最後ぐらいはピッチの外にいたとしてもチームの為に必死こいて応援したいと思う。
ホントに昇格したい。ね、みんな。
こんな個人的な感情ばかり羅列したような文章で共感できなかった人にとっては退屈でしか無かったと思いますが、誰かの胸に響いてくれたら嬉しいと思います。
以上が僕のすべてでした。
ここで終わる予定でしたが皆がブログで各々関わってきた人達にコメントを残している様なので、僕も簡潔に書きますね。笑
いつ誰がこのブログを読んで頂いてるかわからないので、自分が当てはまりそうな所だけ読んで頂いて構わないのでぜひ読んでください。
農大のスタッフの方々へ
僕はチームの為になっていたのでしょうか。それは僕には正直わかりませんがプレーでそれを表現してきたつもりです…わかりずらいですかね。笑
こんな扱いづらい選手を最後まで見捨てないでプレーする環境を与えたくださってありがとうございました。最後は関東昇格してやってきたことが全て正解だったということをみんなで証明してやりましょう!
農大をいつも応援して頂いてる皆さんへ
チーム状況が厳しかったりしてもいつも応援して下さってありがとうございます。残り少ない試合ですが選手と共に喜び合えるような最後にしたいと思っています。いや、しますのでよろしくおねがいします!
後輩の皆へ
これからも人それぞれに転機ってあると思います。この先だったら一番明確なのが長期オフ明けのシーズン始め。ここで誰が熱い想いを持ってやってくるかってなると思う。これまでセカンドにいた選手も今からでも意識を変えて自分が試合に出るという強い意志を持って行けばチャンスは絶対にあると思う。TOPの選手もこれまで以上の活躍を期待したいしお互いに切磋琢磨できる関係でいて欲しい。本気でサッカーに打ち込んでその過程を楽しんで欲しいです。最後は最終節勝って昇格戦も勝って関東昇格しよう!
マネージャーへ
いつもサポートしてくれてありがとう。アイシング作って〜って駄々こねる奴もいるけどまぁ一番作るの上手いからしょうがないよね(嘘です笑)。試合に勝ったら一緒に喜びあって、負けたら一緒に悔しがって…ってもう選手と一緒だね笑でもそれだけ強い想いを持ってこの農大のマネージャーっていう大変な役割を担ってくれてありがとう。みんなで良かったよ、ホントに感謝してます。
そして同期の皆へ
なんかいっぱい個性ありすぎて一人一人いってたらキリがないからあれだけど、みんなで良かった。サッカーで切磋琢磨できるやつもいてピッチ外では面白おかしく話せるやつもいて、ホントに仲間って感じ…最後はまじで笑って終わろう!てい!
僕に関わってくれた皆さんへ
もうすぐ僕のサッカー人生が幕を閉じようとしてます。結局プロにはなることはできなかったですが、これまでにサッカーから得られた事は十分にあります。これからは一社会人としてまた新たな夢や野望を見つけて精進して参りたいと思います!
以上です、長々とお付き合いありがとうございました。
〜次回予告〜
明日はアルバイトではコースのメニューの説明までできる器用さを持ちながらサッカーではシュート一筋であるギャップに萌えない女はいない!自称農大一色男の渡辺太一がお送りいたします。
お楽しみに!