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2019

四年生ブログ 佐藤良祐 〜7年間〜



卒業後、東京大学の大学院という小学生が言う冗談みたいな凄いところに進学する

佐々木海帆マネージャーから紹介預かりました。


本日のブログは

農大1、本名で呼ばれなかった佐藤良祐がお送りします。


まずは集中応援、リーグ戦お疲れ様でした。

そして運営や応援に携わってくださった方々、ありがとうございました。

苦しい状況ですが、まだあと2戦あるのでチーム一丸となって闘っていきましょう。


ブログについては素直にこれまでを振り返って思ったことを書いてみました。

最後までお付き合い頂けると嬉しいです。






大抵の過去の話は

「今となればいい思い出」って話になる。


高校時代


寮生活で先輩からのお呼び出しに怯えながらもいつでもダッシュで駆け付けられる準備をしていたことも


先輩からの夜中のお呼び出しのお電話を寝ぼけてアラームと勘違いしてiPhoneをスワイプしてしまったことも


寮の晩御飯のおかずがメンマだけだったことも


センター試験まであと少しという時期の貴重な自習の時間に騒ぎまくる女子も


センター試験当日、お菓子を持って来て「菓子パだ」とふざけたことを抜かしていた推薦合格組の女子も


卒業アルバムのクラスページの写真をクラスの女子が選んだ結果、自分とモンゴルとセルビアのハーフの留学生の写真だけがほぼなくなっていたことも


写真を選ぶ権力がなかった自分とモンゴルとセルビアのハーフの留学生の無力さも







今となればいい思い出である。




当時はこれらが生きるか死ぬかという話だったのに










卒アルについては生きるか死ぬかという話ではないです。










高校時代、全国大会への道を切り開くことはできなかった。

正確にはインターハイは出場したが登録メンバーから外れた。

そしてチームは初戦でつぶ(同期の円谷亮介)率いる関東第一に完敗した。

それをただただ応援席で観ていた。

チームメイトが必死に戦っているのを。


しょうもないな、自分


余談だけど、東北新人に出た時もベンチでただただ観ていることしかできなかった。

結果は公平(後輩の渡部公平)擁する尚志と対戦し公平に決勝点を決められ完敗した。

チームメイトは必死に戦っているのに。


無力だな、自分


やっとの思いで試合に出れるようになった選手権県予選も決勝で負けてしまう。


自分の母校のように全国的に格下の高校は全国大会へ進んでようやくスタートラインに立てる。


それなのに出たら出たでチームを勝たせることができなかった自分。


沢山のものを得ることはできたけど何かを残すことはできなかった。


高校サッカーは依然として

「今となっては…」とはならない







県大会で負けた2日後から死ぬ気で勉強した。

センター試験まで約2ヶ月、農大の一般入試まで約3ヶ月しかなかったけれど当時の担任が凄腕敏腕教師だったのでその方のおかげで人並みの学力まで成長した。



結果農大への入学が決まり、サッカー部に入部させていただいた。



そして今日までの大学生活



ハロウィンの渋谷で死にかけたことも

(助けてくれた方々ありがとうございました。)


薬剤師に騙されたことも


車道のど真ん中で財布の中身ぶちまけたことも


それで学生証無くして再発行したことも


インスタやってないのに自分のなりすましのインスタのアカウントが2つできたことも


地球蹴って半月板が反対側にいっちゃったことも


台湾に遊びにいったら全裸の青鬼が出て来たことも


一時期自宅から大学まで1時間半かけて片道25km自転車で通っていたことも


結局辛くなってすぐ辞めたことも


学年飲みで完敗を喫し新宿の満喫のフラットタイプの個室で1人涙を流したことも


自分と瓜二つのトレーナーが実習生として農大に来たのも


意味もなく1時間ずっとタピオカを飲みまくったのも


その様子がSNSに上がり批判を浴びせられたのも


目と鼻の先にあった学生最後の夏のオフが手元からすり抜け御殿場に飛ばされて灼熱の中補助学をさせていただいたことも


その補助学で支給されたナイキのポロシャツを着ていて不意に胴上げされてると思っていて気がついたらビリビリに破かれていたことも


そのせいで砂川さん(総監督)主催のBBQ、お台場から半裸で帰ってたことも


意味を失った8月9月分のカードの引き落としも





まだまだ様々あるがこれらも今となればいい思い出である。




一方ではやはり大学サッカーもこの先ずっと「今となっては…」とはならないと思う。




ずっと自分は弱いままだったし確かに達成感や充実さや成長を感じられた瞬間はあったけれど客観的に見たらとても小さいもので後ろめたさが残るから。




高校サッカーと同様に劣等感と不甲斐なさを感じているから。




チームが苦しいとき、力になれることが自分には少なすぎるから





でもそういった自分の中で残り続けてるものがあったから高校卒業後大学サッカーへ繋がったし、自分の大学サッカーはこの先の人生にも繋がっていくと思う。


ただ何となく過ぎていき忘れていく日々よりも

沢山傷ついて落ち込んた日々がしっかりと胸に刻まれて良かったと今では思う。


農大サッカー部に入って


三浦監督の御縁でスポーツアナリスト育成講座を受講させていただいて


そこからまた御縁があって現在の農大と同じく関東の舞台を目指している品川CCというクラブでスタッフとして勉強させていただいて


時には深夜までコーチの方と話し合いをして


時には仕事をサッカーのために全力で調整して出席する選手たちと一緒の練習に混ぜていただいて


GMの吉田さんに就活をサポートしていただいて


速攻で内定頂いて


練習着も頂いて


来年からもサッカーができる生活を与えて頂いて


そして農大に帰れば


練習があって


朝練もあって


合宿があって


練習試合でも有難いことに試合ができて


どんなに下手でも不自由なくサッカーできてることが恵まれているって思えて


小学生をまとめきれなかったサッカークリニックがあって


児玉コーチと次節の対戦チームの試合を観て


リーグ戦ではチームを代表して闘うメンバーがいて


それを支えるメンバーがいて


スタッフがいて


サッカー部のみんながいて



心の底から感謝しています。




絶対に社会に出たらいかに当たり前に過ごしていた学生生活が当たり前ではないことを痛感するから。




これからの自分の人生に繋げていきます。



本当にありがとうございました。





さて、冒頭でも綴ったようにまだリーグ戦の最中です。

試合の勝敗には全く関わることのできない自分でも

微力ながら、役に立たないなりにも

立ち止まることなくチームのために動き続けたいと思います。









明日のブログはメディカル班としてチームを支えてくれた澤田雄太が担当します。


オブラの脈拍のフィードバック待ってます。




ご期待下さい!

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