農大のナンバー10こと
変態ドリブラーこと
変態ゲーマーこと
ジャースティースこと小野達也選手から
紹介に預かりました川島康暉です。
10番の重圧の中、結果を出し続けた達也。
10番を2年間も背負ってくれてありがとう。
練習に行けば、
「顔濃っ!」
と克とか克とか克とかから言われる
(4年目だから流石に慣れてくれ…)
農大のテルマエロマエ川島康暉が今回のブログを務めさせて頂きます。
大ボケのブログでも良いかなて思ったけど
丸山君とかyu君とか和田君とかとかとか
色々言われそうなので
クソ真面目に自分のことについて書きましたんで是非読んでください。
それではスタート。
〜思考と行動〜
24試合0出場。
初めてだった。
18年間サッカーをやってきて、最終学年になって試合に出れなかったのは。
なんだかんだ僕のサッカー人生は、順風満帆だったのかもしれない。
小学生の時には都大会で優勝。個人でも優秀選手に選ばれた。
中学生の時にはほとんどの試合に出場し、ユース昇格。
高校生では2年生から試合に出場し、3年ではフルタイム出場。プロの練習参加まで辿り着いた。
大学でも、2年3年とリーグ戦に出場。2年からチャンスをもらい大学選抜にも選ばれた。
4年でも活躍して、チームのために…
「悔しい」
ラスト1年、理想とはかけ離れた。
シーズン始めの2月には頬骨骨折により手術。
4月に部分復帰するも、1週間後に鼻骨骨折。
それと同時に肩峰下インピンジメントの発症。
復帰は6月だった。
復帰後何が何でもとやってきたが、
結果は0出場。
ただただ悔しかった。
みんなが「このチームはカワシが出ないとだよ」って
必要としてくれていたから、余計悔しかった。
試合には出れなかったけど、
自信を持って言えることがある。
それは、
「自分は一回りも二回りも成長していた」
プレーヤーとしてももちろんだが、
1人の人間としても成長していた。
だから、
試合後悔しくて電話してくれた和田も
毎日話を聞いてくれる唯人も
いつも同じ悔しい想いを共有した直人も
社会人1年目で忙しいのに連絡をくれる内野君、陽君も
そして後輩も
同期のみんなも
自分を必要としてくれていた。
そしてその成長とは何か。
それは
「思考と行動」
を矛盾させたことだ。
「試合に出せよ。なんで使わないんだよくそ!」
って思いながら、
試合前には誰よりも大きな声で、チームを鼓舞し続けた。
「今日負けねーかな。負ければ次こそ俺を使わざる負えないだろ!」
って思いながら、
試合に勝つ為、相手セットプレーについて分析し、前日のセットプレー練習を自分が主体としてやっていた。
「俺の方が絶対に良いのになんで?」
って思いながら、
試合に出た課題をGK練習に組み込んで、毎日練習を考え、GK全体のレベルアップに取り組んでいた。
「この試合に俺がいれば勝てるのに!」
って思いながら、
ベンチ外の時でもYouTube LIVEで観てくれている人が楽しんでくれるように、観てくれる人が増えるように実況解説を始めていた。
アスリートである以上、
悔しい想いや何クソって想い
負ければ俺にチャンスが
って思うことは悪いことではないし
この気持ちがなくなったらアスリートではない。
でもこれを行動にしてしまうのは、独りよがりである。
思「考」を 行「動」にしなかった。
これが1番の大きな成長だった。
行動にしなかったのには勿論理由がある。
それは、
どんな想いを持とうがどんな状況であろうが
結局毎日頑張ることしかできないんだということ。
試合に出てるから手を抜く?
試合に出てないから頑張る?
そうじゃない。そうじゃないんだ。
毎日どんな状況でも、やるべきことは変わらないんだ。
これを大学1年生の時に気づけた。
だから、試合に出てた2年、3年の時も
試合に出れなかった4年の時も
毎日やるべきことをやってきた。
高いお金を払ってマンツーマンで筋力トレーニングを見てもらうことも
毎日練習後には整骨院に行き、治療やケアをしてきたことも
練習で、常に100%で考え続けトレーニングしてきたことも
練習の1時間前には来て、練習の前の準備を念入りに行うことも
怪我した時に、GK練習を2部連でも残ってみんなのサポートをすることも
本当は夜更かしして、YouTubeを観たい夜に早く寝ていたことも
毎日お風呂上がりには1時間はストレッチをすることも
社会人リーグに行けるチャンスがあれば行って、後輩GKのアップを手伝うことも
どうしたらGK陣が成長するのかを考えて、毎日GK練習のメニューを組むことも
試合前には、ザスパの山田選手の見様見真似で大きな声でチームを鼓舞することも
キックの天才松崎唯人に、ロングキックをマンツーマンで教えてもらうことも
自主練で為岡を呼んで、シュート練習やキックの練習に混ぜることも
貫太郎、耕輔、丈士と一緒に練習後に素手で60本キャッチの練習をやることも
上げの日に地獄みたいな練習をGK陣みんなで取り組むことも
セットプレーの動画を前日に作って、全体のグループLINEに流すことも
本当は言いたくないけど、チームの為を思ってきつい言葉を選手に投げかけることも
何事もやるべきことだと思ったからやってきた。
だから、
試合には出れなかったけど、
4年間で今年が1番良い状態だったと心から言える。
毎日やってきた積み重ねが自信になった。
毎日やってきた積み重ねがパフォーマンスアップに繋がった。
毎日やってきた積み重ねが仲間からの信頼へと繋がった。
やってきたことが間違いじゃなかったんだって。
何よりその積み重ねが成長を
そして人間としての深みを出してくれた。
今やってることが、正解かなんて
誰にもわからない。
それでも、今日できること
長い目で見た時に
今やっておいた方がいいと思えること
それを積み重ねることしか
できないのが人間だと思う。
その積み重ねが
成功に繋がるかは知らないけど
成長に繋がることだけは間違いなく言える。
このブログを通して、
「どんなことがあろうとも一生懸命頑張ることしかできないから毎日一生懸命頑張れ」
そのことをみんなには伝えたいです。
だから後輩のみんなにはどんな状況であれ、
どんな想いであれ
毎日やるべきことをやって後悔しない成長できる4年間にして下さい。
成功思考ではなく成長思考です。
そして必ず関東にあげて下さい。
そして最後に、
こんな僕を育てて下さった
バディSC
三菱養和
東京農業大学
の指導者の皆様ありがとうございました。
右も左もわからなかった僕に真正面から向き合って頂いた杉尾コーチ。
真摯に向き合って頂き、緩くなってる時には厳しく物事を伝えて頂いた貴さん。
川島康暉というGKの可能性を信じて下さる角さん。
常に気にかけて頂き、多くのことに気付かして頂いた杉さん。
GKコーチの皆様には感謝しかありません。
めちゃくちゃめんどくさい選手だったと思いますが、自分の可能性に向き合って頂きありがとうございました。
必ず上の舞台で活躍して恩返しします。
三浦さんをはじめとするスタッフの皆さん
4年間お世話になりました。
最後の1年期待に添えた活躍はできませんでしたが、スタッフの皆さんのおかげで成長することができました。
そして、上の舞台で活躍して必ず見返します。
あの時川島を使っていればと後悔させます。
プロで活躍しなければいけない新たな原動力です。
期待してて下さい。
GKファミリーのみんな
プレーで示してきたつもりです。
GKに絶対に必要な能力は何かを。
シュートを止めれる。試合を決定付けられるGKになって下さい。みんなならできます。
貫太郎。確実にチームで1番成長してるし、1番多くのことを教えてきたつもりです。
お前ならもっと上の舞台のゴールを守れると思います。期待してるよ。
あとUNIQLO辞めんなよ。目指せPN3。
同期のみんな。
みんなが大好きです。
たくさん大きな声で歌ってごめん(昂)
たくさんツッコミ待ちしてごめん(壮大)
卒論でドベ抜けちゃってごめん(輝)
ご飯俺の方がたくさん食べれちゃってごめん(直人)
たくさん迷惑かけたと思うけど、みんながいたから楽しい4年間になりました。
死ぬまで笑い合いましょう。
両親。
ひとまず22年間ありがとう。
大学サッカーはコロナの関係もあり、中々試合観戦することができなかったけど、
上の舞台で必ず活躍するので、期待してて下さい。
日本代表になって、恩返しします。
以上で終わります。最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回の担当は、
同じ身長、同じ〜島、同じポジションと何かと似ていることが多い
チョンソンリョンこと菊島誠人がブログを書いてくれます。
きっと顎で文字を打ってくれること間違いなしなので、ご期待して下さい。