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2020

四年生ブログ 内野将大 〜僕の本音〜



先ず、学連をはじめ東京都大学サッカー連盟の方々、関係者の方々、今シーズンリーグ戦開催にご尽力頂きありがとうございました。




自称農大のフェラーリ、実際は農大の重戦車こと

副将 小山珠里選手から紹介に預かりました。


彼の左足からのキックと左腕から放たれるボーリング技術は一級品です。

(モトキは全部ガーター)





本日のブログは






3度の飯よりプロ野球が好き。

(いやさすがに飯か)





自称 農大のデラロサ





主将 内野将大が4年ブログのアンカーを務めさせて頂きます。




同期の井古田がブログで述べていた通り、

大のジャイアンツファンの僕ですが、



今回は野球への熱い想いを消して、真剣に綴らせて頂きます。




それでは、プレイボール!




「僕の本音」



サッカーをかなり長い間やってきた僕が、学生最後のシーズンで初めて主将を務めることになりました。


そもそも、今まで僕と関わったことがある人なら僕が主将をやってると聞いて驚いた人もいるかもしれません。


三浦監督からの推薦もありましたが、最終的には同期の間で投票という形になりました。

もちろん、全員が僕に入れたわけではありません。自分より優れた人物がいることなんて重々わかってました。

だからこそ大きな責任と不安、見えないプレッシャーを感じながら今年1年を過ごしていました。


最終的には「やるしかない」

こう割り切って新シーズンを迎えた、、、













はずだった。














「みんな、頼むぞ」



 








今シーズン、半分以上僕の心の中でこの言葉が浮かんでいた。





「え?これ俺の身体?」








やってしまった。









僕は9月13日の東京都リーグ帝京大学戦で、肩を脱臼してしまった。 









少し休めば復帰出来るだろうと思い込んでいたが、そんな訳もなく、GKというポジション柄、復帰まではかなりの時間がかかった。    











ただでさえコロナの影響でリーグ戦の試合数が少なくなってるというのに。











キャプテンを任された今年こそ、自分のプレーでチームを勝たせるんだ、って強く自分に言い聞かせてた時にこの怪我はそう簡単に受け入れられるものではなかった。

(あの試合に関しては自分が勝たせたという自負があるが)








でも、自分がプレー出来ないからといってキャプテンである僕が弱みを見せることは絶対にあってはならないと思った。









そして、リーグ戦は毎試合スタッフ登録をしてもらい、会場に入りチームをサポート、ほとんどの試合でビデオを撮った。






僕ができることならなんでもしようと思った。







しかし、今年はなかなか結果が出なかった。





終わってみれば4位。






昇格はおろか、参入戦にすら届かなかった。






毎試合、どんな試合も試合前には





「頼むぞ」「お前が決めてこい」「強気でやれよ」



って、







試合後には勝とうが負けようが





「お疲れ」「ナイスプレー!」「ドンマイ、次頼むぞ」







って声をかけた。








これが今の俺に出来ることだって、言い聞かせた。










ただ、本音を言うとすれば。











辛かった。










このチームを助けられないことが。








負ける瞬間をただただ、見守ることしか出来ないことが。







何度も何度も自分を憎んだ。恨んだ。








チームが苦しい時にキャプテンが何してんだよって。









背番号1を預かってる人間がなんでビデオ撮ってるんだって。












 


僕は弱い人間です。







1人でいればすぐにネガティブに物事を考えてしまうめちゃくちゃ弱い人間です。






だから自然と誰かといたくなるし、

(大智、何度も家行ってごめん。笑)








みんなとウイイレしたくなる。

(痛い目見させてごめん。塩盛、大関、田谷、大智、珠里、宇京、etc.)









もう、今シーズンはプレー出来ないだろうなって、





都リーグは間に合わないだろうなって、勝手に自分で限界を決めてました。






だけど。そんな時に支えてくれるのが仲間で。


みんなが楽しそうにプレーしているだけで活力を貰えるし、試合に勝てば、またこの瞬間を味わいたいって思う。




だから、なんとか復帰出来るように頑張ろうって思わされました。



仲間の存在デカすぎるってめちゃくちゃ思わされました。



みんなの一人一人が持ってるパワーってそんなに大きく見えないようで、やっぱりすごい力を持ってるんだって思ってました。




だから、俺が復帰して逆にそんな力をみんなに与えたいって思ったし、


 


気がつけば死んでも復帰するぞ!って勝手に思考が変わってました。





思い返してみれば、僕は1年の頃から多くの試合に出させてもらいました。







当時は同期の明や2個上の星太くん(深谷星太/2018年度卒)に負けたくない、その一心で過ごしてました。





星太くんは心から尊敬できる先輩であり、そんな人と一緒にプレーしている自分は恵まれていました。





高校時代、雲の上の存在だったつぶ(円谷亮介/2019年度卒)と大学でも切磋琢磨出来たことも本当に嬉しかった。




そして自分が試合に出るときは、みんなから





「内野頼むぞ」「無失点な」「ナイスうっちー!」





って何度も声を掛けてもらいました。









俺ってどれだけ支えてもらっていたんだよって思う。









そう考えると今年自分が辛いって思っていたことは、今まで僕がみんなに支えてもらった分、今年は少し支える側になっただけにすぎないのかもしれません。







ただ、やっぱり僕がキャプテンをやることになって1番に思ったことは、プレーで、背中で示すこと。これしかなかった。






だからなんとか復帰して最後に自分がこのチームを勝たせたい、勝たせなきゃいけないと思いました。







徳永トレーナーのサポートもあり一度諦めかけた都リーグ最終節になんとか間に合うことが出来た。



 



あの試合ほどみんなのために、このチームのためにって思ったことはないです。











復帰して間もない自分を信じて起用してくれた三浦さんのためにも。








結果、最終節は無事勝利。



  





とにかく無心だった。







再び肩が外れたっていい。









自分の将来なんてどうでもいい。











このチームで、公式戦の舞台で何かを示したいという気持ち一心だった。









何かを示せたか、残せたかはわかりません。 








しかし、自分の中の使命感というかやらなければいけないことを果たせた気がしました。

(試合の次の練習で再脱臼することになる)










4年間を振り返ると、後悔してることはほとんどなくてすごく清々しい。








ただ唯一、後悔している事は3年生の春。







それまでの2年間、どんな時もメンバーに入っていた自分がメンバー外の日々が続いた。







出れない理由、そんなものはすごく簡単で、シュート止めれない、ミスが多い。






ただの実力不足。








なのに監督のせいにする自分。









だまってピッチで結果出せばいいのに、言い訳が出てくる。 

  





クソみたいな選手になるところだった。








だけどすぐに気づいた。








このままじゃダメだと。 










プライドを捨てそれからの2年間、リーグ戦出場数は合計4試合のみ。








だけど、めちゃくちゃ成長してる。自分が一番わかってた。







三浦さんも気づいてくれた。








プロサッカー選手だったら、クビを通告されていたかもしれません。







ただ、僕が所属しているのは大学の体育会サッカー部。








不思議なことに1.2年と3.4年で出場数は激減したが反比例するかのように自分が成長出来た。









とにかく自分が成長していることを実感しながら過ごす日々は充実してた。 









だから昇格という結果を残して終わりたかった。












でも後悔はありません。















"農大サッカー部に入ってよかった"










こんなに成長出来て僕は幸せです。









こんな色んな経験をさせてくれたサッカーに出会えたこと、仲間に出会えたこと、本当に良かった。










スタッフの方々




今年はなかなかチームに貢献できず、本当に申し訳ない思いでしたが、スタッフの方々の何気ない一言で何度も助けられました。



僕を選手として、1人の人間としてたくさん成長させて頂き感謝しています。



4年間ありがとうございました。








同期のみんな


4年間なにも結果を残せず、後悔をしてる人もいるはず。

これからは別々の道に進むことになるけど、それぞれの道で刺激し合える関係でいよう。



みんな、僕を信じてくれて本当にありがとう。









3年生



最後のシーズン、関東リーグという舞台でやってほしかったけど、力不足で本当にごめんなさい。



だけど、3年生の価値をみんなが示してくれたと思う。




海斗、達也、陸生、大智、柳、、、

名前を挙げたらキリないけど終盤戦でのパフォーマンスは最高だった。


来年必ず昇格してください。応援してます。


直人やってやれ。








1.2年生



今年少なからず自信を得られた選手もいると思う。




翔太、千葉、田谷、ナカシ、太一




もちろん他にも。




来年はより一層責任感を持って今の3年生をサポートしてあげてほしい。

きっとみんなの力が必要になるから。









コロナ期間、先が見えない中トレーニングを共にした、森實、俊、ヒデ、田谷、翔太、レン。みんなとサッカーするのが僕のモチベーションだったし、あの期間がなかったらと思うとゾッとします。ありがとう。



そして、俊。一緒にトレーニングして、同じタイミングに同じ箇所怪我してほとんど一緒に過ごしたな。きっと復帰したら色んな人の想いを背負ってプレーできるはず。そんな姿を期待してます。頑張れ瀬戸山。








GK陣。


今年は最上級生の自分がたくさん迷惑をかけて本当にごめん。

でも、同じポジションであるみんなからもらう刺激だったり影響は凄まじいものがあった。

信頼される、チームを勝たせられる選手になってください。期待してます。





マネージャーのみんな。今年はコロナの影響もあって人数が少なく今まで以上に大変だったと思う。選手がプレーに集中出来る環境を整えてくれてありがとう。間違いなく選手の支えになってます。これからも最大限のサポートをしてあげてください。






最後に、これまで指導してくださった


東京農業大学、

関東第一高校、

ジェフユナイテッド千葉、

市川FC、

市川中央リトルキッズ


のスタッフの方々、保護者の方々、そして一緒にプレーしたチームメイトのみんな、

皆さんとの出会いがあって、今の自分があります。

本当にありがとうございました。




そして、これまで支えてくれた両親。


一度も実家から出ないわがままな僕を育ててくれてありがとう。

これからの人生、自分を信じて生きていきます。





今年1年間応援して頂き本当にありがとうございました。

来年こそ後輩達が必ず"関東2部昇格"果たしてくれると思います。

東京農業大学農友会サッカー部への変わらぬ御声援をよろしくお願いします。







以上で4年生ブログも終わりとなります。最後まで読んで頂きありがとうございました。









WRITER:石田明
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