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2017

〖部員ブログ〗4年 倉林祐輔 〜本当の自覚〜

4年 倉林祐輔 〜本当の自覚〜

↑倉林祐輔さんです✨

皆さんこんにちは。
横浜生まれ、ジャングル育ち、地球が誇る最強の野生児こと加藤徹選手からバトンを受け継ぎました食料環境経済学科4年倉林祐輔が本日のブログを担当させていただきます!
自分の本心を自分の言葉で綴らせていただきたいと思っています。少々、雑な表現や個人名などを使わせて頂くことがあるかもしれませんが、最後まで温かく見守ってくださるとありがたいです。

〈 本当の自覚 〉

大学サッカーの始まりは、Cチームからだった。自分のプレーは評価されず、周りの選手とはうまくいかない。試合をすれば常に大差で負け、何ヶ月も勝利を味わうことはできない。

高校を卒業し、期待と覚悟を胸にした自分からしたら想像もつかないような状況だった。

"こんな環境で俺がやりたいプレーをできるわけがない"
"Cチームなんて誰にも見られてないし、スタッフの考えがわからない"

そんな事ばかりを考え、うまくいかない事をスタッフや環境のせいにした。頑張っても意味がないと全てを周りが悪いことにして逃げ続けた。

やっと巡ってきた試合に出場するチャンス。しかしすぐまた試合に出られなくなる。

勝手にスタッフのせいにし、怪我を言い訳にする事が多くなっていた。

そうこうしているうちに、どうせ試合に出られないと決めつけ、サッカーから意識が遠ざかっている事もたくさんあった。

愚痴を言い合ってしかいない仲間

これは人生の時間の中で一番無意味で、一番無駄な事だと思う。
人の愚痴を言う為に集まり、愚痴を言って満足する。そして同じ状態の仲間に安心し、現状を何も変えることはない。

周りに矢印を向け、自分には全く向けていない、自覚のない人間になっていた。

気づいた時にはもう3年が終わろうとしていた。

1月のオフに入り、久々に実家に帰省すると、そこにはいつも笑顔で待っててくれる家族、いつまで元気でいてくれるかわからない祖母達や祖父がいた。いきなり様々な思いが込み上げてきた。元々サッカーしか取り柄がない自分はサッカーでしか恩返し出来ない。でも本気でサッカーできるのはあと1年しかなかった。

「やるしかない」

自分の中の考えを変え、変なプライドを捨てた。
矢印を全て自分に向けた。
原因を周りからではなく自分から探した。
環境がどうであれ、今何をすべきか、自分からやるしかない。
もうやるしかない。

そんな中、新しい監督(三浦佑介 監督)とコーチ(チェ ファン コーチ)を迎えた。
2人はまさに、今自分がやるべき事を体現しいる2人だった。
2人から教わる事は多かった。2人の言葉に気づかされる事は多く、自分はまだまだだと実感した。

それでもやるしかない。自分の出来る事をやり続けた。練習も試合もどんな状況でも今出来る最大限を出し尽くした。

周りの環境のせいにできることなんていくらでもある。
関係ない。自分のやるべき事をやる他ないんだ。
自分に矢印を向け続けた。

前期リーグも中盤に差し掛かってきた頃に、チームにピンチが訪れた。
それは、トップチームの4年生の10人近くが怪我で離脱という事だった。
残ったのは自分と拓真(中島拓真 4年)だけ。
そんな状況の中でもピッチに立つ事は出来なかった。正直めちゃめちゃ悔しかった。ピッチに立ってチームを支えたかった。

でもそんなことは言ってられない、
ひたむきに、謙虚に、貪欲に、戦い続けるしかなかった。自分を裏切れない。
それが今の自分の自覚だった。

結局前期リーグは試合に出場するどころか、ベンチに入ることすらなかった。

やる事は変えない。
悪いのは周りではなく、自分の中の何処かにあるはず。自分と向き合う事。
いつも三浦監督が言っている、
「当たり前の積み重ね」
まさにその通りだ。当たり前の事を当たり前にやり続ける事は簡単そうで難しい。
挨拶、礼儀、感謝、チームのサポート。
些細なことでも当たり前の事をやり続る。
それはプレーでも同じ。相手より多く走る、戦う、声を出す。  当たり前。
小学生でも分かるような事だが、大学生の今本当にその当たり前が出来ているだろうか。自問自答したほうがいい。
当たり前な事が出来ない人間、チームの前に
勝利は転がってこない。

サッカー人生最後の夏、
これまで21年間、世間のいう"夏休み"を味わった事は一度もない。
さらに自分を追い込み、成長する期間。
そんな最高な夏も今年で最後と思うとどこか寂しさもあったが、全力で楽しんだ。

迎えた後期リーグ開幕戦。
ピッチの上に自分はいた。みんなからの応援の声がよく聞こえる。感謝しかなかった。
今までやってきた事を出すだけ。
当たり前。簡単な事だ。そこには自信があった。
いくらミスしても後ろには徹(加藤徹 4年)と拓真がいる。そして横には1年から共に切磋琢磨してきた拓海(神沼拓海 4年)がいる。最高の舞台、最高の環境。ありがとう。
最大限の自覚を持ってピッチを走り続けた。
:
自覚とは、自分を覚えると書く。常に自分と向き合い、今自分には何ができるのか、何をするべきなのかを考え、問題を周りではなく自分から探し、考えていく事が必要だと思う。

矢印を自分に向け、自分の全てを知る事が本当の自覚だと思う。
そして自覚は自信になり、自信は成長に繋がり、人は進化を遂げるのだと思う。

遅かれ早かれ、残りサッカー人生はあと1ヶ月もない。後輩達に何が残せるのか、また自分に何が残るのか、一層自分に磨きをかけて、農大サッカー部としての自覚を持って卒業していきたい。

長々と拙い文章ではありましたが、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました!!
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明日は、実は根っからの真面目!ふざけの出来ない農大一の真面目男、小林慶太選手です!彼の本心、素顔の全貌が明らかになるでしょう。お楽しみに!!

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